治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

制服ビジネスとエビデンスガー

2018-02-21 09:56:36 | 日記
アルマーニの制服騒動で改めて知ったんですけど、ユニクロだのしまむらだのが全国津々浦々に展開している今日、制服商売は独占状態でひどいもんみたいですね。別に銀座の小学校に限ったわけではなく。
校章一つついているだけで、考えられないような値段を取っている。公立なのに。成長期の子どもに着せるものなのに。

消費者目線はまったくなく、利権にあぐらをかく人たち。民間人としての営業努力をせず、役所のお墨付きで甘い汁を吸おうとする人たち。

ペアレントなんとかとか強度行動なんとかをなんとか自治体のお墨付きにしたい、と奔走するギョーカイ人は要するに「出入り業者」になりたいんです。校章一個でユニクロやしまむらでは考えられないような値段を取っている地元の制服業者。その人たちとギョーカイを重ねると実にわかりやすいですよ。

なんか放課後デイで強度行動障害の子が来ると加算になるらしく、今は強度行動障害の子の取り合いが始まっているみたいですね。

そして手に入れた強度行動障害の子は、治すわけないよね。貴重なめんどり、問題行動のない子より大きな金の卵を産むめんどりなんだから。

「治すと減算になる制度って」ってもっともらしくしたり顔で制度を嘆いてみる福祉方面の人も多いんですけど

治してから言ってみろよ、っていう感じ。
国は見限ったんじゃないですかね。
治さない。
そして重い子はいやがる。
ならば重い子にインセンティブつけよう、と。
国が業者相手に一粒の卵ボーロ的犬の調教をやっているわけですね。

でも強度行動障害の対応とか必死に学んでいるじゃない、業者たちは。
一生懸命勉強会開いて。
有害な方の大久保さんも講師とかやってるとか?
とか思う人もいるかもしれない。
(函館のてらっこ塾の大久保さんじゃないですよ。読解力のない人が函館の大久保さんに私が批判しているとたれこんだそうですがてらっこ塾の大久保さんは役に立つ方の大久保さんです。私が有害認定しているのはどっかの読み方もわからない大学に勤めている大久保さんの方です)

別に業者の人たちは勉強しに行ってるわけじゃなく、国に「この講座を修了した人が働いている人がいる事業所には加算する」という卵ボーロにつられて居眠りしに来ているだけで、強度行動障害の子を治したいわけじゃない。だって治すと減算されちゃうしさ。

講座開く方としては加算さえ勝ち取ればあとは今まで役に立たなかった各種手法の焼き直しをカタログ的に展開していればいい。いわゆる「未だにトイレが和式の公民館みたいな内容の療育」です。

卵ボーロで子どもを買収し、場面限定で「こんにちは」と言えるようになるけど場面が変わるとまったく使えないABA。

安定する人も多い構造化。でも安定しない人もいる。そうすると「子どものどこかが苦しいのでは?」と探りもせず「支援が悪い」と支援者の技能不足にしてその場を濁すTEACCH。

そんなのの焼き直しでも堂々と開き直って教えられるのは目的が自傷他害をなくすことではなく主催者にとっては「猫烏賊展開で金儲け」だし出席者にとっては「加算」だからでしょうね。
どっちもスケベ心丸出しで行われるセミナーに「エビデンスガー」で武装したギョーカイ人が派遣される。治るわけがない。有害な方の大久保さんはかつて「一次障害が治るというのはどういうことか想像もつかない」と言っていました。安易に花風社批判に乗る割には一冊も読んでないそうですが。検証しようという意欲に乏しい人ですね。

こういう福祉でもないよりまし? 利用せざるを得ない?

でも親としては自傷他害はやめてほしいでしょ?
彼らはやめてほしくないかもしれない。

それならば
彼らがそういう生態を持っていると重々承知の上で、そして制度とい国の与える卵ボーロに右往左往する人たちだと承知の上で、つきあっていくことですね。

1 なるべく多くの人が
2 なるべく重い障害に
3 なるべく長い間

とどまればとどまるほど儲かるのが福祉ギョーカイです。
そのためにならあまちゃん県から鹿児島に一人で行ける人すら薬漬けにして介助なしでは動かせないようにする。

支援による三次障害も起きるはずですわ。

支援者の用法用量は慎重に見極めましょう。

医療は治さず
療育は伸ばさず
特別支援教育はただのアリバイで
そして成人支援でずっと飼い殺しにするのがギョーカイの利益なのだから。

結論としては

治るが勝ち!
こういう支援者たちから逃げられるだけでも治るが勝ち!


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2 コメント

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ゲッ!! (アンカー)
2018-02-21 15:19:04
 確かに脅迫行為が激しい人は面倒ですわ。でもその部分を直そうともしないで面倒見ているだけというのもいけませんよ。私達発達障害者は飼い殺し状態で一生いろということでしょうか?社会に適応して働きたいという私の願いは叶えられないんでしょうかね・・・
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Unknown (みる)
2018-02-21 19:44:06
私が行動障害がなおったきっかけは、支援者に繋がったからとか、素晴らしい専門家や行動障害をなおす一流の実践家に出会ったからではありません。

自分で、自分に合うものをあちこちでたずねて探したから治りました。

確かに行動障害支援をやっているという方にも会いましたが実際は本人の思いとは別に、行動だけに着目されました。
私はモルモットみたいに扱われているような気がしてとてもいやでした。でも周りは、
「専門家の言う事なんだから、専門家の言う通りにすればなんとかなるよ」
と言うだけでした。


いやと言えば「悪化した」と取られたり…。

行動障害がなおる過程は人によって違うと思いますが、私は自分の意思や思いをはっきり示せる環境が整った時、はじめて行動障害がなおりました。
ただしその環境を整えたのは自分でした。
全てではないですが、支援機関や特別支援教育の専門家、医療は行動障害をなおす上で足かせになってると感じる事があったのは事実です。
特に私の場合は、薬剤過敏で向精神薬が合わない体質でしたので、薬を飲むことはキツかったです。




なので、今回の放課後デイの改定とても心配です。行動障害は治らず金ヅルにされる。

私も花風社クラスタさんのお力がなければ抜け出す事は出来ませんでした。
その中でも、浅見さん、そして(本人が名前を出してもいいと話されたので出しますが)函館のてらっこ塾の大久保さんには色々アドバイスをいただきました。この場を借りてお礼します。
勿論、連携連帯が本尊の地域に住んでるので、公的支援の更新が迫った辺りにまた支援に繋がるように言われるのではという不安もあります。でも今は公的支援の事は考えなくていいので、目の前にある目標に向けて頑張るのみ!!です
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