さて、ふうりんさんのコメント。
「よくぞ言ってくださいました!」という感じです。
=====
Unknown (ふうりん)
2017-08-07 18:58:47
辻井先生が、浅見さんに刑事訴訟も勧めたこと、自分も提訴するからと誘っておきながら言われるまで動かなかったことは知りませんでした。それで自分だけ和解してそのことを言われるのは都合が悪いから、花風社に関わっていそうな人たちをごそっとブロックですか。あきれます。
2006年ごろの私は、目立って活躍していた浅見さんはからまれて大変で、相手が特殊すぎて専門家は腰が引けたのかなぐらいの認識でしたけどちっとも特殊じゃなかった。
したり顔で指示し肝心な時に及び腰のくせに自分の頭の中の自閉っ子を救っているつもりの支援者は、足を引っぱることさえあるというのを示唆した事件だと思います。
結局浅見さんは信頼する家族に支えられ、自分の仕事をきっちりする刑事や弁護士の手を借りながら主体性を持って信念を貫きしめしをつけられたという事実から、何よりも主体性を持つこと、信頼する人間関係を結べるだけの力をつけること、社会の中で自分の仕事をする人になることが大事で、ギョーカイメジャーにはそれを育てる発想がないことを知りました。発達障害は治りませんと言い切るかどうかはわかりやすい目安です。
=====
そしてこのコメントを書いていただいたおかげで、秘密の恩人とは誰か、告白しやすくなりました。
私は自分の法的被害において、ギョーカイには徹底的に死んだふりされましたが、司法にはされませんでした。弁護士の選定プロセスで死んだふり弁護士にのらくらと相談時間を一時間半に引き延ばされ、一万五千円払ったあげく受任してもらえなかったこともありましたが(なぜかというと、精神障害者は危険だからだそうです)、最終的には引き受けてくださる弁護士を見つけきちんとしたお仕事をしていただきました。のらくら弁護士に言わせると「こういう人(精神障害の手帳ホルダー)は訴訟能力に堪えないので刑事訴訟は無理」だということですが、それは結果的にウソで、最終的にお願いした弁護士さんは刑事事件化できると言いましたし、実際に警視庁は告訴状を受理して、受理から裏付け捜査、調書作成、令状請求、送致まで、ほぼ一人で担当してくださった若き刑事さんがいました。ギョーカイ的には大きい事件ですが、世の中的には小さな事件。他の捜査員に手伝ってもらったのはガサ入れ(強制捜査)と証拠品の取り調べくらいで、実際には一人の刑事さんが奮闘してくださったのです。「この事件は世間的には小さいでしょうけれど、今後自閉症の人と一般社会が共存できるかどうかがここにかかっているのです」という私たちの主張を、警察も、そして検察もわかってくださったのでした。
そして秘密の恩人の正体とは、そのときの若き担当刑事さんなのです。元警視庁麻布署知能犯係主任、警部補まで勤められ警視庁を退職された方です。
そして早期に退職して今何をやっていらっしゃっているかというと、発達支援をしているのです。この夏も毎日凸凹キッズの療育です。
私はこの方がニキさんの事情聴取をしたとき立ち合いまして、自閉っ子とのコミュニケーションが上手だな、と思いました。考えてみれば被疑者と接することの多い仕事では、いろいろな人に波長を合わせることが得意でないとはかどらないのです。この点、紋切り型の対応しかできない教師より刑事さんの方がスキルを持っているかもしれません。ドラマで見るような、机ばんばん叩いて自供させたりかつ丼で懐柔したりはまずしないそうです。そしておそらく、そういう「波長を合わせる」スキルを今も活かしていらっしゃると思います。
そしておそらく、立ち合ってはいませんが、ニキさんとのコミュニケーションがあれほど上手だったら被疑者サイドとも上手だったと思います。間接的に話を聞いていて私が抱いた感想は「ほぼ、なつかれていたなあ」です。
そのあたりも学べるところは多そうですが、なんといっても遵法教育です。ソーシャルスキルは、ここを抑えとくとぐっと自由になります。なぜなら「絶対にやってはいけないこと」を抑えておけば、逆に自由に自分で生き方を選べるし、それこそが凸凹キッズが朗らかに世の中をわたっていくことを可能にするからです。当日は、愛甲さんもいらっしゃる予定です。
ですから9月23日の夜、大倉山で
「共存を真剣に考える――元刑事の見た発達障害」を語っていただこうと思います。
昼間の出版記念講演会とは主催者は別ですが、両方お出になる方は花風社講演に関しては割引をします。詳細は追って発表します。
非常に貴重な機会です。どうぞ見逃さないでください。
「よくぞ言ってくださいました!」という感じです。
=====
Unknown (ふうりん)
2017-08-07 18:58:47
辻井先生が、浅見さんに刑事訴訟も勧めたこと、自分も提訴するからと誘っておきながら言われるまで動かなかったことは知りませんでした。それで自分だけ和解してそのことを言われるのは都合が悪いから、花風社に関わっていそうな人たちをごそっとブロックですか。あきれます。
2006年ごろの私は、目立って活躍していた浅見さんはからまれて大変で、相手が特殊すぎて専門家は腰が引けたのかなぐらいの認識でしたけどちっとも特殊じゃなかった。
したり顔で指示し肝心な時に及び腰のくせに自分の頭の中の自閉っ子を救っているつもりの支援者は、足を引っぱることさえあるというのを示唆した事件だと思います。
結局浅見さんは信頼する家族に支えられ、自分の仕事をきっちりする刑事や弁護士の手を借りながら主体性を持って信念を貫きしめしをつけられたという事実から、何よりも主体性を持つこと、信頼する人間関係を結べるだけの力をつけること、社会の中で自分の仕事をする人になることが大事で、ギョーカイメジャーにはそれを育てる発想がないことを知りました。発達障害は治りませんと言い切るかどうかはわかりやすい目安です。
=====
そしてこのコメントを書いていただいたおかげで、秘密の恩人とは誰か、告白しやすくなりました。
私は自分の法的被害において、ギョーカイには徹底的に死んだふりされましたが、司法にはされませんでした。弁護士の選定プロセスで死んだふり弁護士にのらくらと相談時間を一時間半に引き延ばされ、一万五千円払ったあげく受任してもらえなかったこともありましたが(なぜかというと、精神障害者は危険だからだそうです)、最終的には引き受けてくださる弁護士を見つけきちんとしたお仕事をしていただきました。のらくら弁護士に言わせると「こういう人(精神障害の手帳ホルダー)は訴訟能力に堪えないので刑事訴訟は無理」だということですが、それは結果的にウソで、最終的にお願いした弁護士さんは刑事事件化できると言いましたし、実際に警視庁は告訴状を受理して、受理から裏付け捜査、調書作成、令状請求、送致まで、ほぼ一人で担当してくださった若き刑事さんがいました。ギョーカイ的には大きい事件ですが、世の中的には小さな事件。他の捜査員に手伝ってもらったのはガサ入れ(強制捜査)と証拠品の取り調べくらいで、実際には一人の刑事さんが奮闘してくださったのです。「この事件は世間的には小さいでしょうけれど、今後自閉症の人と一般社会が共存できるかどうかがここにかかっているのです」という私たちの主張を、警察も、そして検察もわかってくださったのでした。
そして秘密の恩人の正体とは、そのときの若き担当刑事さんなのです。元警視庁麻布署知能犯係主任、警部補まで勤められ警視庁を退職された方です。
そして早期に退職して今何をやっていらっしゃっているかというと、発達支援をしているのです。この夏も毎日凸凹キッズの療育です。
私はこの方がニキさんの事情聴取をしたとき立ち合いまして、自閉っ子とのコミュニケーションが上手だな、と思いました。考えてみれば被疑者と接することの多い仕事では、いろいろな人に波長を合わせることが得意でないとはかどらないのです。この点、紋切り型の対応しかできない教師より刑事さんの方がスキルを持っているかもしれません。ドラマで見るような、机ばんばん叩いて自供させたりかつ丼で懐柔したりはまずしないそうです。そしておそらく、そういう「波長を合わせる」スキルを今も活かしていらっしゃると思います。
そしておそらく、立ち合ってはいませんが、ニキさんとのコミュニケーションがあれほど上手だったら被疑者サイドとも上手だったと思います。間接的に話を聞いていて私が抱いた感想は「ほぼ、なつかれていたなあ」です。
そのあたりも学べるところは多そうですが、なんといっても遵法教育です。ソーシャルスキルは、ここを抑えとくとぐっと自由になります。なぜなら「絶対にやってはいけないこと」を抑えておけば、逆に自由に自分で生き方を選べるし、それこそが凸凹キッズが朗らかに世の中をわたっていくことを可能にするからです。当日は、愛甲さんもいらっしゃる予定です。
ですから9月23日の夜、大倉山で
「共存を真剣に考える――元刑事の見た発達障害」を語っていただこうと思います。
昼間の出版記念講演会とは主催者は別ですが、両方お出になる方は花風社講演に関しては割引をします。詳細は追って発表します。
非常に貴重な機会です。どうぞ見逃さないでください。