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治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

確かに本当はダメなんだけど(笑)

2019-04-04 09:32:09 | 日記
さて、昨日のブログにいただいたコメントです。
nanokaさんから。

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Unknown (nanoka)
2019-04-03 12:35:52
私が花風社さんの本に初めて出会ったのは療育手帳の交付の診断をした子供家庭センターです。
診断後に「気になることはありますか?」と訊かれ何となく気になっていた子供の寝つきの悪さ、熟睡できていない様子を話すと、芋本の金魚体操の1ページをコピーしてくださいました。(これ、本当はダメですよね…。でも今となれば、心理士さんも何とかしてあげたいと思っておられたのだと思いました。)
その時は「こんなの1ページ渡されても…。しかも絵って…。」と思い調べて購入しました。
それから数年が経ち、我が家の花風社さんの本は10冊を超えています。

おからさんのコメントをうんうん頷いて読みました。私は頑張るか諦めるか悩みながら、頑張るのは親のエゴなのかと自問自答しながら7年が過ぎました。諦めず頑張り続けてこれたのは花風社さんの本、浅見社長のブログ、花風社クラスタの皆さんのお声でした。
振り返ってみれば、息子はかなりの成長をしています。そしてきっとこの子は働ける大人になる!と思えるようになりました。
まだまだ修行はいりそうですが、私も子供ももう迷いなく福祉に頼らない道を歩もうと思っています。

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いや、たしかに事前に「芋本の一ぺージコピーして渡していいですか」って言われたら許可は出せません。でも長沼先生とかも、芋本が出たとき送ったら「すごい本が出た!」とコピーして患者さんに勧めていると自作の資料を私に送ってくれました(笑)。でもそれは良心的でした。なぜなら出典がきちんと書いてあるから。だから配っても、興味がある人は本にアクセスできる。
たしかに金魚の写真一枚渡されても「なぜ不眠に金魚なのか」機序がわからない。そして本には不眠に金魚がよいと思われる理由が書いてある。人体の知識に基づいて。だから興味があった人はnanokaさんのように買ってくれた方が納得の上金魚できます。そしてどんどん他の本も読みたくなる。そういう意味では「事前にきかれたら困りますというけど」「結果的にWin-Win」というところです。

そしてその心理士さんは凡じゃなかったんでしょう。凡医の定義は「NEURO」に書いてありますね。その定義をその心理士さんに当てはめると凡心理士ではないですね。本当に眠れない子を
なんとか眠らせたかったんですね。

最近ちゅん平さんが大変な努力の末パキシルの断薬に成功し、やはり実感として眠りが違うんだそうです。これはもう、19年のんだあげくにやめた本人じゃなきゃわからない。そして今や薬の前に不眠に効くアプローチはあるんだからそっちを試してから薬を選んでも遅くはない、とちゅん平さんは言っています。

そう、昔は不眠には薬が第一選択肢だった。
でもその薬がもたらす不快感、
のまないですむならのまない方がいいこと
はのんだ本人であるちゅん平さんがちゃんと書いてくれています。

『藤家寛子の減薬記』


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