goo blog サービス終了のお知らせ 

治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

マンガ「よその国では治っている」その8・完 脳の過去と未来と個性がわかる時代になりました。

2025-01-30 09:19:40 | 日記
来月、面白いミーティングをする。
参加者は中川先生、こよりさん、そして私。ボリンゴさんも入ってくれる。
どういうミーティングかというと、こよりさんの受けたQEEGデータについて中川先生がこよりさんに詳しく説明してくれるのだ。
一応動画を撮っておく。
こよりさんのお気持ちを最優先に考慮するが、皆様に公表していい内容は皆様に配信するかもしれない。

なぜこういう会をやるかというと
QEEGについて情報をお伝えし、受けに行った方も増えて行っているけれど
ただ測定してもらうだけじゃなく
自分でデータを見る手段を覚えた方がいいと思ったからだ。
そして、この新たなテクノロジーで「何がどう見られる」のか、具体例があるとわかりやすいから。
実を言うと最初から、こよりさんにはむしろこちらからお願いしてQEEGを受けていただいておいた。私も現場に立ち会った。

そして許可のあったその他の方の検査結果も見せていただき、驚いた。
QEEGが測るのは脳波だけではない。というか、同じ脳波測定でも、白黒の波線だった時代と、定量的に測定できるようになった現在では、測定から得られる情報量が違う。

たとえば、ストレス。
今ストレスがどれくらいかかっているかとか、今後のストレス耐性とかも、バイオマーカーに基づいてAIが計算してくれる。
目の前の子にもうちょっと頑張ってほしいところがあったとして、どれくらい頑張らせていいのか、すでにいっぱいいっぱいなのか、まだ余地があるのか、それは永遠のテーマだったと思う。
当然なのだが免疫力()同様個人差がある。
今はそれをAIが計算してくれるようになったようだ。
日本の発達医療が足踏みをしている間、海外ではこれだけの進歩があったのだ。

ストレス耐性の数値を出してくる中川先生に対し
そもそもストレス耐性をどこで見ているのですか? と私はきいた。そうしたら十九か所ある測定位置のうち一つから得られるデータに変動率をかけているそうだ。これを瞬時にやるとなると、やはり人間よりAIだろう。

猫本こと『支援者なくとも、自閉っ子は育つ』に書いてある通り、こよりさんはある意味(浅見目線では)幼少期もご結婚後も、厳しい生活を送ってきた。その中で障害のあるお子さんを二人育て、今はお子さんからお小遣いをもらって楽隠居。その、昔のつらかった時代も、今の能力も、脳波は記録しているという。どこをどう見るのか、それを中川先生に説明していただくことになった。



こよりさんは明らかに言語能力が高い。それも検査でわかる。一方で場面緘黙の既往がある。それも検査でわかるのである。

まさに、「脳の個性をつかめる時代」がきたのである。

皆さん「個性を重んじてほしい」とかなんとか教育現場に要求したりするが、今思うとそれは無理ゲーであった。そもそも教育現場とは、個性をなくすところだから。放っておいたら野生児として飛び回る子どもを連れてきて一定の学習をさせる。それが教育の始まりだ。むしろ(いい意味でも)個性を消していくのが教育の役割だった。

ところが親は教育者に個性尊重を求めるし、教育者はきれいごとの人たちだからそれをかなえられるような夢を見させてしまう。それでたくさんの失望とすれ違いを生んできた。

一般の教育現場からはみ出たり、そこでうまくいかなかった子にも脳の個性がある。でもたとえば同じ現象(言葉が遅いとか、暴力をふるうとか)でも、脳はそれぞれ違う理由でそういう行動を起こしているんである。

違う脳が、同じような問題行動を起こしている。そのときに問題行動だけをカテゴライズして、同じような対応をして、Aさんには効くがBさんには効かない、みたいなむなしいことを繰り返してきたわけだ。

当たり前なんである。
脳は違うんだから。

その「脳の違い」が今、具体的にわかるようになった。
つまり、それぞれの脳機能をスクリーニングできるようになって初めて、「個性を活かした対応」というのができるようになるわけだ。

というわけで、私自身が「QEEGで何が測れて、データをどう見るのか」つまり「脳波に個性はどう現れるのか」を学ぶために、こよりさんにご協力いただくわけです。
役に立つ情報が得られれば、皆さんにもお伝えする。

やっとここまで来たんですよ。
発達障害の診断と治療はね。
ただしよその国では。
というわけでその8。
こよりさんご家族も右下にいます。




夏祭り・秋祭りを皆さんどれくらい真剣に見たかわからないが
私はかなり真剣に見ました。
中川先生のパートだけではなく、田中先生のパートも、かなり大事。
情報入力。
情報出力。
情報加工。
田中先生は脳神経内科医として、脳の機能をこの三つに分けている。
ではQEEGは何を見抜くのか。
「情報加工」だという。
その人がどのように情報を加工しているのか、それを診断する助けとなるのがQEEGなのだ。

これまで「情報加工」の診断手段は、ほぼ行動観察に限られていた。
癇癪。
暴れる。
学べない。
言葉がない。
こういう現象を呈す子たちを観察できた。
ただし、原因となっている脳機能はそれぞれ別なのだ。
だから行動観察だけで、個に応じた対応ができるわけがなかった。
行動観察しかできなかったから、とんちんかんな対応策をおおざっぱに当てるだけだったこれまでの療育。
けれども脳機能スクリーニングで個性の把握の精度が上がることにより、これまでより個別に有効な手を打てる時代が来るだろう。

ていうか来ている。
よその国ではね。
日本の医療はそれをやらなかった。
だからカタールのワールドカップの時、日本だけまだ総マスクだったように、日本は世界から取り残されているなう、なわけですわ。

でも今回、「よその国ではこうやっている」という情報が入ってきたから、お伝えしているわけです。
やりたくない人は、また必死になってやりたくない理由を探すでしょう。
そういうのはほうっておいて
やりたい人からやりましょう。
他人がなんといっても自分がぴんと来たらやる。
そういう人が報われていることは、四半世紀見てわかった。
それを夏祭りの第一部でしゃべりました。

夏祭り・秋祭りの情報貼っておきます。
大幅に期間を延長していますが
もうすでに見たよ、という人も、時間が許すなら、じっくり見てみてください。相当情報量多いから。
田中先生のパートも、すごく大事です。
田中先生の考えを取り入れると、二次障害と永遠におさらばできると思う。それは、花風社29周年の動画で説明しようと思っています。

御案内貼っておきますね。

=====夏祭り・秋祭り概要=====

花風社夏祭り

第一部 「治った人たちの選んだ道」浅見淳子
第二部 「世界の標準治療を学ぼう」
1 「脳機能スクリーニングについて」中川朋先生
2 発達障害の病態解明と治療法 田中伸明先生

4400円

花風社秋祭り

よその国では治ってる? 世界標準の治療を学ぼう!

1 脳機能スクリーニングからバイオフィードバック、ニューロフィードバックへ&智くんの事例に学ぶ(奇跡的発達) 中川朋先生

2 発達障害の病態と治療&脳機能スクリーニングは何を測定しニューロフィードバック、バイオフィードバックは何を治すか 田中伸明先生

3520円


お申込みの方は、zoom☆kafusha.com(☆を@にかえてください)あてにご連絡ください。
追って返信いたします。

=====

基本的に配信先アドレスとして、gmail不推奨です。不達が多いので。
他のメアドがある方は、他のメアドからお申込みください。

というわけで連載完了。
最後に。くどいけど言っておきます。

脳機能スクリーニング&トレーニングは今のところ自費ですが
このがちがちの医療制度の中、
日本に「よその国では治っている」手段を持ってきてくれた諸先生方には感謝です。
花風社はこれまでも、目新しいこと持ってきて叩かれてきた。
今回も色々口さがない人はいると思いますが、覚えておきましょう。

発達医療において、一番金を無駄にしているのは
保険使っておいて治しもしないで開き直っているいわゆる標準医療()です。
健康保険制度を使っておいて治さない。治らないと言い張る。
そんな発達標準医療()は、まあ率直に言って、日本の社会全般にとっては「穀つぶし」なわけです。


健康保険のおかげで自己負担三割とか
児童だから自己負担なしとか
自立支援で一割とか、色々皆さんも皆保険の恩恵を受けているでしょうが
覚えておいてください。
なんで安く医療が受けられるか?
医者がディスカウントしてくれているわけではありません。
彼らはお金をきっちり取る。たとえ治せなくても。木で鼻をくくったような三分診療でも。
払ってくれているのは、毎日満員電車で会社に通って一生懸命働き給料から健康保険を納めてくれる一般労働者。
この構図にどれだけ意識的ですか? 医療を利用している皆さんは。
感謝すべきは医療ではない。彼らは仕事として対価をもらってやっている。
自己負担が少ない分、負担してくれているのは一般社会の勤労者です。

だからこそ
国民皆保険のもとで「発達障害は治らない」と言い張る発達医療は反社会的なんです。
国民の敵なんです。


その点
自費で治ると言うことは、他人の金を使わないと言うこと
治るためにあえて自費診療を選ぶのは
清廉潔白な行為です。

今、社会保障費の負担増とともに、主として高齢者の過剰医療が問題になっています。
https://gendai.media/articles/-/145139


無駄な医療が医療従事者だけの利権となっている。そして国民の負担増につながっている。
発達障害に関しては、あまりにマイナーな問題なのでまだ騒ぎになっていないけど
「治らないと開き直る医療」が保険診療であり続けるなんて
国民の多くが知ったら許されませんよ。

だから興味ある人は、
脳機能スクリーニング&トレーニング
やってみてくださいね。

コロナ禍でみたように
日本の標準医療()は他国の医療がやらない人権侵害をします。
他国にはない面会制限等、人権制限は現在進行中。

だから、いちはやくハイテクを利用して、とっとと治って、早く医療と縁が切れますように。

医者と付き合わずに済めば
この国はなかなか、住み心地がいいですよ。
治るっていうことは、医療側が仕掛けてくる人権侵害から、自由になるっていうことです。




マンガ「よその国では治っている」その6、7 親たちの願いが叶う時代が世界では来たけどね

2025-01-27 09:21:52 | 日記
さて、マンガ「よその国では治っている」1~5まで展開してきました。

まあくどくどと医療の悪口を書きましたが、目的は一つ。

世界の最先端治療を、日本の標準医療()が持ってくることはあきらめよう。

と皆さんに納得してもらうことですね。

で、なぜかというと、日本の医療業界は、患者やその家族のQOLを重視していない。だからコロナ禍でも、よその国ではなかったような奇習を生み出し、患者、家族、ひいては社会全般への圧をかけ続けたわけです。そして世界でコロナ禍からの脱出ビリ達成!

そんな日本の標準医療()に期待してどうするの? という話。

その由来が私は、国民皆保険にあると思っている。国民皆保険があるからこそ、医療側にモラルハザードを起こしていると思っている。だからまあ、国民皆保険撤廃論者なわけです。

患者側にも責任はある。
医療へのアクセスが簡単で安いから、みんな自分の健康に、つまり人生に、責任を持たない。医者任せになっている。そして医療側がどんどんつけあがる。です。

発達医療においては「生まれつきの脳機能障害で一生治らない」という医療側に都合のいいプロパガンダをみんな信じてしまった。そしてそこに疑義をさしはさむ出版社に十数年総攻撃し続けるくらい、当事者も家族も洗脳されてしまった。

それでも根気よく発信を繰り返していると、「花風社言っている事正当性あるかも」と思う人が本を読んでくれる。そして治った治ったと喜んできたわけです。



さて、では今日はそこに風穴があいた、という明るい話題から。
その6と7を同時公開します。




今のところQEEGとそれに続くニューロモジュレーションは、日本では自費となっています。
すごく高くとるところもあるみたい。
ローン組ませたり。

でも田中先生は祭りでおっしゃっていたでしょう。
「自費は高くもできるが、安くもできる」と。

そう。安く提供してくれるところが出てきたのです。

っていうか、本当に金を無駄にしているのは、標準医療ですよ。
しかも他人の金を無駄にしている。
治らないと言い張る発達医療は、満員電車で必死に通勤し社保を納めている勤労者の敵なんです。勤労者の納めた金を無駄にしている。
私のように健康保険払っているけど病気せず事故にあっても自力でケガを治す人の納めた金を無駄にしている。それでいてこちらを罵倒してくる。

花風社も「発達障害を治したい」というとずいぶん金儲け目的だと言われましたが、治らないと言いながら保険診療する方がよほど金に汚いと思いますけど。

というわけで私はこの脳機能スクリーニング&トレーニングが出てきたとき

・社会全体の金を使って治さない発達標準医療()
      VS
・受益者の手ごろな負担で治っていく脳機能スクリーニング&トレーニング

という構図が浮かび、
脳機能スクリーニング&トレーニングの方がずっとフェアだと軍配を上げたわけであります。


そして7に出てくるお父さん。
松島さんとヘアスタイルが似ていますが、松島さんに寄せて描いて、と画伯にお願いしました。

なぜかというと、松島さんは親として、正当な疑問を持ったから。

「生まれつきの脳機能障害」というのなら、脳のどこが悪いの?

当然持つ疑問じゃないの?

みんな持たなかった?
持たなかったならなぜ?

実はそういう疑問が浮かんだ。でも医者にはきけなかった。
きけなかったのならなぜ?

それを省みてほしいのです。

松島さんはそういう疑問を持った。そしてぶつけた。それに答えがなかったから、療育整体が生まれたのです。



そして疑問を持たなかった人、持ってもぶつけられなかった人は、医療側からの洗脳を受けていたんだと私は思います。

松島さんの幼いお嬢さんにリスパダールを出そうとした医師は、立川の町医者らしい。

ここで思い出しましょう。
なぜ日本に無痛分娩が行き渡らず妊婦さんたちは痛みに耐えているか。
それは、麻酔医を置けない町医者の売り上げのため。
それを「産みの苦しみ」みたいなきれいごとでごまかすのが日本の医療の常套手段。

同じく、立川の町医者にも発達障害バブルの恩恵が行くように、脳の中のどこにどういうバグがあるかすら知らない医者でも診療できるように、「テキトーな診断→薬漬け」というビジネスモデルを医療業界は生み出したわけです。そして治らないから一生薬飲め、と言い張る。患者の人生などどうでもいいのです。自分たちの実入りだけが大事。

どっかの町医者を栄えさせるために患者が身体を張る。痛みに耐え、人生を消化試合にする。そして医者は外車を買う。

そういうのもう、終わらせませんか?

ところで、こうやって私は画伯に田中先生と中川先生の似顔絵まで発注しましたが(また似てるね)別に広告費もらっているわけではない。

ではなぜこんなに一生懸命やっているかというと、

これまで赤本こと『自閉っ子、こういう風にできてます!』以来必死に花風社の本を読んでくださった方たちにやっとこたえられる手段ができたと思っているから。

四半世紀前から、親御さんたちの望みは「この子の脳はどうなっているんだろう?」だったのでした。頭かちわって中を見てみたい、とすらおっしゃる方もいた。

もちろん無理なわけです。だから親御さんたちはせめてものよすがとして、「同じ自閉スペクトラムで、言葉があって、実感を語ってくれる人」の本を必死で読んでくださったのです。そして自分のお子さんの脳内で起きている事をあれこれ推測していた。

でも今、よその語れる人の言葉ではなく

本当にそのお子さんの脳内で、何が起きているのか

ヘルメットかぶったらわかる時代がきたんですよ。
しかもそれをAIがたちどころに、「脳のどこに定型発達者との違いがどれくらいあるのか」を解析してくれて、図にして見せてくれる。おまけにそこへのセラピーも用意されている。

やっとここまで来たわけです。
なのに日本のギョーカイが入れるわけがない。
幸い花風社には情報が入り、夏祭り・秋祭りをやって、乗り出す人が出てきた。

いつまでも洗脳されている人はされていればいい。
それが実力だから。
でも世界標準の治療を受けられるようになっているよ
というお知らせをしているわけです。

テクノロジーの進歩を享受した脳機能スクリーニング&トレーニング。
知りたい方は花風社の夏祭り・秋祭りをみてください。
御案内貼っておきますね。

=====夏祭り・秋祭り概要=====

花風社夏祭り

第一部 「治った人たちの選んだ道」浅見淳子
第二部 「世界の標準治療を学ぼう」
1 「脳機能スクリーニングについて」中川朋先生
2 発達障害の病態解明と治療法 田中伸明先生

4400円

花風社秋祭り

よその国では治ってる? 世界標準の治療を学ぼう!

1 脳機能スクリーニングからバイオフィードバック、ニューロフィードバックへ&智くんの事例に学ぶ(奇跡的発達) 中川朋先生

2 発達障害の病態と治療&脳機能スクリーニングは何を測定しニューロフィードバック、バイオフィードバックは何を治すか 田中伸明先生

3520円


お申込みの方は、zoom☆kafusha.com(☆を@にかえてください)あてにご連絡ください。
追って返信いたします。

=====

マンガ「よその国では治っている」その5 科学的根拠より金・金・金

2025-01-26 09:45:00 | 日記
まだ街の人が99%くらいマスクしていた時期、私は毎日一人、ほっぺたに心地よい風を浴び、美味しい空気を吸っていた。マスクしろと掲示してある店に入るときも当然。誰かに何か言われるのを恐れてマスクしていた人は知らないだろうけど、あの時期街でマスクしなくても、実はほぼ何も言われなかった。

唯一記憶に残っている店員によるマスク警察は、ドラッグストアだ。
買い物し終わるとき、レジで言われた。「今度からマスクお願いします」みたいなこと?

で、私はきいてあげた。「感染予防対策を謳って薬機法違反に問われないマスク、この店に売ってます? あなたがしているそのマスク、雑品扱いですよね」
もちろんあっちは言い返せない。

ドラストとして一番言われたくない薬機法違反を持ち出してあげたわけだ。そして帰ってから、そのチェーン店の本部にメールしておいた。ドラスト店員が薬機法違反のリスクをおかすのはどうかと思います、と。もちろん実名で。なんら恥じることのないまっとうな意見を述べるのだからもちろん実名で。その後もそのチェーン店には買い物に行ったが、一度として再マスク警察はされなかった。

ところが未だに、かつて花風社に「エビデンスを出せ!」とか「薬機法違反だ!」と言いがかりをつけていた医療従事者たちが、雑品扱いのマスクをふりかざし感染予防を謳っているのである。あのね、あんたたちがやっているその辺で売ってる不織布マスクの押しつけが、薬機法違反に近いっていうの。人がいっぱい死ぬワクチンとか不織布マスクを押し付けたその口で、二度とエビデンスとか言うなよ。

それだけではない。コロナ禍を通じてはっきりわかったことは、医療は科学に基づくというより、政治に基づいて決定するということだ。決定基準は「自分たちが儲かるか」なのに、エビデンスを都合よく「参入障壁」の代わりに振り回す。しかも経済原理を振り回しながら民間企業と違うのは
・先に金取っている(国民皆保険)
・一般社会に(経済的肉体的その他あらゆる面で)負担を押し付けて恥じない
ことなんである。

民間企業は売り上げを商品を作ったあとにあげなきゃいけないので本当に役立つものしか出せないし、社会に負担を押し付けたら選ばれない。先に金巻き上げておく国民皆保険が「医療従事者俺様モデル」を誕生させたわけである。

で、みんななめられてるの。
命を盾に取られて。
なめられるなよ、みんな。

さて、そういうことで。
カタールのワールドカップでも見た通り、日本が総マスクだった時代によその国がマスクから解放されたのは



「どうやらこれ、飛沫感染じゃなくて空気感染だぜ」っていうことが明らかになったから。

私はみんなが注射を打ち始めてから、空気感染だということに気づいた。「マスクなんて息苦しいだけで逆効果だ」という自分の体感が合っていたのを知った。そして思い出したのだが、これまで風邪で発熱、みたいなことが起きる前は必ず密集した空気の悪い場所に長時間いた。だから私は観劇とか映画館とかそういうのはもう行かないでいいと思うし(もともとさほど好きでないのもあり)アウトドアの遊びを好む。

冬はついつい自転車に乗りたくないなあとは思うが、乗ってしまうと、冬の清涼な空気を肺一杯吸い込むのは実に気持ちいい。新鮮な空気っていうやつは健康をもたらしてくれると思う。というわけで61歳の冬も、生涯インフルコロナワクチン未接種感染経験なし、を継続中である。昨日も自転車でたくさん遊んできた。

ちなみに事故から二か月経った。最初の三日歩けなかったけど、先日きついライドレッスンも再開。ついに病院など一度も行かずに脚の機能を取り戻した。「治るのに医療なんか要らない。みんな医療使い過ぎ」という自分の信念を実現したわけである。

ちょっとしたことで病院に駆け込むから
だからなめられるんだよ。

ま、ともかく。
今日は「よその国では治ってる」その5の発表ですね。
では貼ります。
これです。じゃじゃ~ん。




諸外国が「どうやら空気感染だ」と舵を切っても日本はそれができなかった。理由は空気感染だと認めてしまうと、陰圧室ってやつを設けなきゃいけなかったから。

「金かかるなあ」という医療のみみっちい根性のもと、「じゃあ、飛沫感染のままにしておこう」となり、人々はマスクを外せなくなった。今に至るまで依存症になっている人、職場で押し付けられている人もいるが、元はと言えば「陰圧室を作りたくない」という医療の金勘定のせいで国民に真実が知らされなかったから。

これだけの嘘をついておいて
二度と弾圧のために「科学」とか振り回すなよ、俺様根性の医療従事者たち。


その後、日本が何度も感染世界一を達成したのも、感染対策のやり方が科学的には間違っていたからじゃないの? 
そうじゃないというのなら、完全ノーマスクノー枠のワタクシが周囲も含めて結局一度も感染していないのはなぜか説明してほしいわ。

ほら、説明しろよ。あんたたちの唱える感染対策に一個も従わなかった私が無傷な理由を。

ちなみに「免疫力」という言葉はトンデモだそうなので、そして「個人により免疫力が違う」という考え方もトンデモなそうなので、私がノー枠ノーマスク未感染という事実を説明するときに、その言葉は使えないね。ただ先日尾身爺がうっかり免疫力を鍛えろとか言ってしまい、それに医クラが沈黙していた。非医療人が免疫力という言葉を使うとトンデモ。でも尾身爺には逆らえない。

現代日本で強固に残ったカースト制度の中に生きる医療従事者にとって、根拠の決め手は金であり、ガイドラインの決め手は「誰に命じられたか」なんである。平安時代の閉塞した身分制度みたいなのを伝統芸能みたいに受け継いでいる医療業界。口枷つけてまるで奴隷。

というわけで、陰圧室作るのケチって飛沫感染路線に固執してクラスター起こしまくった日本の病院たちですが、中川先生が言っていた。「アメリカではこういう診断治療が進んでいると話した時、田中先生はすぐに器具をそろえてくれた」と。

だから田中先生はケチじゃないみたいよ。
その恩恵を無料モニターの人たちは受けたわけ。
いや、有料でみてもらった人たちも
円安の今、あれ格安料金みたいですよ。

テクノロジーの進歩を享受した脳機能スクリーニング&トレーニング。
知りたい方は花風社の夏祭り・秋祭りをみてください。
御案内貼っておきますね。

=====夏祭り・秋祭り概要=====

花風社夏祭り

第一部 「治った人たちの選んだ道」浅見淳子
第二部 「世界の標準治療を学ぼう」
1 「脳機能スクリーニングについて」中川朋先生
2 発達障害の病態解明と治療法 田中伸明先生

4400円

花風社秋祭り

よその国では治ってる? 世界標準の治療を学ぼう!

1 脳機能スクリーニングからバイオフィードバック、ニューロフィードバックへ&智くんの事例に学ぶ(奇跡的発達) 中川朋先生

2 発達障害の病態と治療&脳機能スクリーニングは何を測定しニューロフィードバック、バイオフィードバックは何を治すか 田中伸明先生

3520円


お申込みの方は、zoom☆kafusha.com(☆を@にかえてください)あてにご連絡ください。
追って返信いたします。

=====


マンガ「よその国では治っている」その4 患者が苦しんでも、金が儲かる方がいい――「医療従事者俺様モデル」の恐ろしさ

2025-01-25 09:21:02 | 日記
さて、マンガ「よその国では治っている」その4まで来ました。

1では「よその国ではずいぶん発達障害診断治療進化しているよ」というお話をした。


そして2では、「なぜそれが日本に入ってこないかというと日本の医療どうやら世界最弱だから」という話をした。2022年のワールドカップ見てたらわかったと思います。


そして3では、「じゃあなぜ日本の医療はそれほどダメなのか」の話をした。結局、患者のQOLなど向上させようと思っていないから、っていう話。



「本当にいいものなら標準医療になっているはず」が日本では通用しないのです。

私は社保加入者として、パンデミックの初期、医療が発熱患者を拒否したのを見て腹が立ちました。普段保険証を使う機会のない身からしてみれば、それでも毎月一生懸命健康保険料を払うのは、他の誰か、もっと健康に恵まれない人の役に立っていると思っていたから。それがさ、先に強制的に金取っておいて仕事しないんだもん医療。

そして、まだコロナワクチンの脅威がはっきりしなかった時代に、皆打ちたがっていた時代に、医療従事者は関係のないリハ職まで優先的に打っておいて、それでも発熱患者は拒否。一般社会を相変わらず締め付け、一向に行動の自由も取り戻させない。それにも腹が立ちました。

私は毒親に育てられたわけではない。DV夫に苦しんだ経験もない。これまでの人生の中で、私にとって一番被虐待体験に近かったのは、あのコロナ禍のしめつけなわけです。本当にひどいもんだった。私にとっての虐待者は、医療従事者なんです。せめてもの救いは、ほぼ直接のコンタクトがないことだけど。だから事故に遭って歩けなくなっても病院行かなかったんだけど。

一方でパンデミックで謎が解けたんです。発達医療がなぜ先に金をとっておいて(これが国民皆保険)治さないどころか治す方法を探しもせず、いやいやそれどころか、治ればいいなと思う勢力を目の敵にするのか。

そして発熱患者を拒んでいた医療が、いったん発熱外来に加算がつくと今度は町中の眼医者まで殺到するのをみて、彼らの行動原理がわかりました。

とにかく金・金・金。

ヘルメットかぶって診断・治療、も日本には入ってこなかったけど、その他に入ってこないものもある。

っていうわけでその4はこれです。
じゃじゃ~ん。



たとえば妊娠中絶薬とかももめた。

妊娠中絶を薬でやってしまう、っていうのも負担があるでしょう。でも手術の方がダメージがでかいのは明らか。だけど日本の医療は、儲けの種である妊娠中絶手術を手放さないために、諸外国ではドラストで買える妊娠中絶薬を規制する。そしてそのときにきれいごとをまぶす。貞操観念がうんたらとか。不幸な経緯で妊娠する女性もいるだろうに。

そもそも諸外国では普通になっている無痛分娩がなぜ行きわたらないか。それは町中の麻酔医を置けない規模のクリニックにも客を行き渡らせるそうですよ奥様。そしてここにもきれいごとをまぶす。「母親たるもの産みの苦しみを~」みたいなアレ。

目的は金儲けなのに、金儲けのために患者の体に負担をかけているのに、それをきれいごとでごまかす。それが医療従事者俺様モデル。

だからね、「ありのままでいいんだよ。社会が理解すればいい」もそうなんです。自分たちは治さない。治す気もないし治す方法が外国にあっても持ってくる気はない。存在は知っていても言い訳してできるだけのらりくらり医療の進化を取り入れない。ツケは本人が払えばいい。人生を消化試合にすることによって。本人と、その親が。

そういうモデルで運営されているんですよ、日本の発達医療。そして四半世紀変わっていないわけ。

いいの? それで。
という提案を私はしている。

私は幸い、パンデミック前もその後も病院にあまり立ち入らないですんで、それは自分だけではなく家族も健康でいてくれたからなんだけど、まだ面会制限とか続いているのかな?

この漫画を構想したのは実は去年の10月で、それから画伯の個展とそれとほぼ同時に起きた私の怪我のせいで滞っていたんだけど、とにかく10月の時点ではまだ面会制限続いていた。最期を家族とともに過ごせなかった人がたくさん。

それにどんな科学的根拠があるの?
たんに「感染防止」のきれいごとで家族の目を入れないためじゃないの?
とにかく「自分たちが儲かる」「自分たちがラク」を優先させ、負担を一般社会に押し付け、きれいごとで糊塗する。
妊娠中絶薬の導入反対には「貞操観念」を理由にし
無痛分娩には「産みの苦しみ」で反対し
面会制限には「感染対策」。

そして発達障害には「ありのままでいいんだよ。社会が理解すればいい」。

全部自分たちが手間を省くためのきれいごとですよ。

こういう「医療従事者俺様モデル」のもとで
発達医療は四半世紀、足踏みを続けてきたのです。

日本だけで。
よその国では治っている。
日本でだけ治らない。

それでいいの? という問いかけを私はしています。

マンガ「よその国では治っている」その3 じゃあなぜ日本の医療はそんなにダメなのか?

2025-01-24 07:46:03 | 日記
さて、マンガ「よその国では治っている」。
これまで1と2をお届けしました。




四半世紀、全く進歩のない日本の発達医療。
その間に世界ではテクノロジーの進歩に伴い診断・治療が変わっていったというお話。
じゃあなぜ日本にそれが入ってこないの? って皆さん思うでしょう。
正確に言うと
「なぜそんなにいいものがあるのに日本に取り入れてくれないの?」です。

実は今回「花風社夏祭り・秋祭り」でお伝えしている「Neuromodulaion(神経の調整)」について、私が初めて聞いたのは2000年代初頭なんです。Neurofeedbackという方法があるらしい、と私は原書ベースで知った。そして2010年以降、テクノロジーの進化とともに、あちらでは薬物療法からじょじょにこちらに置き換わっていった(薬物療法が大して効かなかったのもあって)。ところがその動きが日本には入ってこない。

どうも日本の医療は、いいものを入れない。
それにはうすうす気づいていたんで、花風社が治そう路線を追求するうちにアンチ勢力から入ってきた雑音「本当に効果があるのなら標準医療になっているはず」に私は耳を傾けなかった。なんとなく、本当に効果があるものでも自分たちに都合の悪いものは入れない、という日本の医療の体質を感じ取っていたわけ。でもそれをはっきり言語化できたのはやはりコロナ禍を見てからです。

というわけで3コマ目。
日本の医療がどういう原理で動いているか。
これですよ。




どういうわけか日本の医療業界は、コロナ禍で見た通り

医療業界は、厄介事を全部「その他社会」に押し付ける。

を大原則としているわけ。
だから発達障害に関して盛んに主張するこれ

「当事者はありのままでよい。社会が理解(我慢)すればよい」
っていうのは医療従事者の生き方そのものなわけ。


自分たちがやっている生き方を、生涯養分とする発達障害者にも許せよ、と一般社会に喧嘩売ったセリフが

「社会が理解すればよい」
だったというわけですね。

なんかここにきて、物価高やなんかのあおりを受けて、医療機関が数百件倒産したらしく、これは大変だ、とまた業界団体がタカリにいっているそうです。

でもさ、コロナ禍で飲食店とかどれだけ潰れたのよ。
「不要不急だ!」とか言われてさ、街の風景も観光地の風景も変わっちゃったじゃないの。それはすべて「医療崩壊を防ぐ」というお題目のもとですよ。
潰れちゃった人たちは、自殺したり、債権者に頭下げたり、唇かみしめて再起を誓ったり、絶対返せないくらいの大借金を背負ったり、とにかく自分しか頼るものはなかった。
なのに数百件倒産するとすぐにさらに公金チューチューしようとする。なんで医療だけそんなに甘ったれなのよ。

よその国は国民にこんなに負担を強いずに乗り切った。
一億総マスク社会も作らないで乗り切った。
それだけみても、日本の医療が世界最弱だとわかるもんだ。

ていうか、私は医療に関してはただのスポンサー(社保加入者)であり、普段は接触ないんだけど

いったい一般の皆さんは、医療従事者にどういう態度で接しているの? なんかなめられるような態度取っているんじゃないの?
何が彼らをここまでつけあがらせているの?

不思議だわ。

ともかく

「発達障害は生まれつきの脳機能障害で一生治らない」

は日本独自の土着思想です。

そしてコロナ禍における

「マスク強制出産」
「陽性妊婦の強制帝王切開」
「今に至るまで続く面会制限」

も同じ。
両方とも、日本でしかやれない。通じない。
医療がやたら人権侵害をし、それを一般社会がなぜかへへ~と聞き入れてしまう日本でしか医療はこういう残酷な振舞をしない。

両方とも
「いかに一般人側に我慢をさせて医療はラクをするか」

に基づいて出された施策ですよ。

つまり、日本の医療はね

一般人の幸せなど考えていないの。
「いかに自分たちが面倒を避けるか」が最優先なの。
だからコロナ禍でも、世界一残酷な振舞をしたのは日本の医療だった。

その医療が、「生まれつきの脳機能障害で一生治らない」の洗脳に成功して、多くの親たちが子どもの将来を嘆き、二次障害に怯えて全く治るあてがないのに薬だけのんでくれる、という(医療にとっては)ラクチンな状態が出来上がったのに

今更「5分かぶれば脳のどこにバグがあるかわかるヘルメット」なんて持ってくるわけないじゃないですか。

でも持ってきてくれた人がいるのよ。
ということでご紹介しているわけです。

去年2024年は、QEEG元年でした。
たくさんの人が花風社の夏祭り・秋祭りを視聴して、脳機能スクリーニング&トレーニングに乗り出した年だった。
今もどんどん、画像診断を受けている人が増えているため
大幅に視聴期限を延長しています。

=====夏祭り・秋祭り概要=====

花風社夏祭り

第一部 「治った人たちの選んだ道」浅見淳子
第二部 「世界の標準治療を学ぼう」
1 「脳機能スクリーニングについて」中川朋先生
2 発達障害の病態解明と治療法 田中伸明先生

4400円

花風社秋祭り

よその国では治ってる? 世界標準の治療を学ぼう!

1 脳機能スクリーニングからバイオフィードバック、ニューロフィードバックへ&智くんの事例に学ぶ(奇跡的発達) 中川朋先生

2 発達障害の病態と治療&脳機能スクリーニングは何を測定しニューロフィードバック、バイオフィードバックは何を治すか 田中伸明先生

3520円


お申込みの方は、zoom☆kafusha.com(☆を@にかえてください)あてにご連絡ください。
追って返信いたします。

=====

その4では、いかに日本の医療がご都合主義で動いているか
いくつか例を示しますね。
どうぞお楽しみに。

マンガ「よその国では治っている」その2 日本の医療は遅れているんだと認めてしまったほうがよい。

2025-01-23 08:28:18 | 日記
さて、昨日は「よその国では治っている」マンガその1を発表しました。見出しに貼ってありますが、日本の発達医療が四半世紀にわたり「生まれつきの脳機能障害で一生治らない」をやっている間、世界の発達医療はどんどん進化していたわけ。

考えてみれば、四半世紀前はスマホとかなかったわけ。私は会社経営に乗り出したころ、当時はぜいたく品だった携帯電話は買いましたけど、電池も別売りの持ち歩かなきゃいけないほどもたなかったし、音楽がきけたりSNSとか全くできなかった。ただの電話でした。そのうちカメラがついて楽しくなったくらい。

それが今は、スマホ一つあれば世界のどこでも連絡取りあえる時代。好きな音楽がきけて映画が見られる時代。発達医療の外ではこれだけテクノロジーが我々の生活に変化を及ぼしているのに、発達医療だけが、日本の発達医療だけが、一ミリも変わっていない、って考えてみればそっちの方が不思議なわけ。

で、なんでかっていうと

日本の医療が遅れているからですよ。

それをありありと見せてくれたのがコロナ禍でした。
なぜか感染者数が少なくて始まったコロナ禍は、結局日本がどん尻で終わった。しかも8割がワクチンを打ち一億総マスクになったのに、何週間も感染者数世界一を達成したのです。

要するに日本の医療ダメなのよ。

それを認めてしまおう。

日本の医療はダメ。もしかしたら世界一ダメ。

そういうダメな医療だから、発達医療の新しい動きも全然入ってこないわけ。

だから「よその国では治っている」でも「日本でだけ治らない」時代がやってきてしまうかもしれないわけ。

ということを表したのがその2 です。



じゃあなんでこんなに日本の医療はダメなの?

ということは続きに描いてあります。どうぞお楽しみに。

マンガ 「よその国では治っている」その1 よその国では発達障害治っているんですってよ!

2025-01-22 08:51:05 | 日記
さて、これから花風社が皆さんにお伝えしていく思いを
小暮画伯にマンガにしていただきました。
全8コマなんですが
1コマずつ発表していきます。
今日はまず1コマ目。
じゃ~ん。



花風社は来月、創業29周年を迎え
まあ四半世紀、発達障害をみているわけですが
その間、ことりとも進化していないわけ。発達医療は。
25年経てば、たいていのものには変化がある。
ところが日本の発達医療は、なんにも変わっていないわけ。
てきと~に凡医が診断をつけ
脳のどこに不全があるかも説明しないまま
「生まれつきの脳機能障害で一生治らない」と嘘をつき、生涯にわたる薬の売り先として終わり。
そして、治せないのに医療があくまで介入するため、二次障害で脅す。

ちなみにこの二次障害という概念もメイドインジャパンです。
よその国では併存症はあっても二次障害はない。
日本の医療の都合で生み出されたでっちあげ概念なわけ。
こうやってよその国にはない概念で現場を埋めて
よその国では始まっている最先端治療を入れないのが日本の発達医療なわけ。
おかげで日本では診断だけ増えて、どんどん苦しむ人が増えるだけ。

ところが

このマンガにあるように、よその国では
すでにヘルメットかぶって「脳のどこにバグがあるのか」を見つけて治療する、みたいなのが始まっているわけ。
家族相手に暴力をふるう子、学校に行けない子、しゃべれない子、知的障害がある子、みんなヘルメットかぶれば脳の中の様子がわかるわけ。
でも日本にはこれは入ってこなかった。
でも入れようとしている人たちがいるの。
それをご紹介しようとマンガにしてもらいました。

そして、去年は日本でもQEEG元年となった。
たくさんの人が花風社の夏祭り・秋祭りを視聴して、脳機能スクリーニング&トレーニングに乗り出した年だった。
今もどんどん、画像診断を受けている人が増えているため
大幅に視聴期限を延長しています。

=====夏祭り・秋祭り概要=====

花風社夏祭り

第一部 「治った人たちの選んだ道」浅見淳子
第二部 「世界の標準治療を学ぼう」
1 「脳機能スクリーニングについて」中川朋先生
2 発達障害の病態解明と治療法 田中伸明先生

4400円

花風社秋祭り

よその国では治ってる? 世界標準の治療を学ぼう!

1 脳機能スクリーニングからバイオフィードバック、ニューロフィードバックへ&智くんの事例に学ぶ(奇跡的発達) 中川朋先生

2 発達障害の病態と治療&脳機能スクリーニングは何を測定しニューロフィードバック、バイオフィードバックは何を治すか 田中伸明先生

3520円


お申込みの方は、zoom☆kafusha.com(☆を@にかえてください)あてにご連絡ください。
追って返信いたします。

=====

次回はマンガ「よその国では治っている」その2をご紹介します。

「そんないい治療法があるのなら、なんで日本にはそんないいものが入ってこないの?」にこたえるマンガ。
どうぞお楽しみに!

みんなはどっちがいいの? 社会モデルと医療モデル

2025-01-20 07:20:53 | 日記
昔の「発達障害治らない系」の人々はこっちを殴りつけてきたものだった。
でももう彼らは殴ってこない。
その代わりに、どういうわけかXが、悲惨な声を持ってくるようになった。

発達特性からの頑固な不登校とか他害とか家庭内暴力、暴言など。
親が病んでしまっているおうちとか。
一家心中の危険が本当にありそうなおうちとか。

花風社周辺で治っている人々は、その人たちに手を差し伸べたいと思うこともあるようだが
治りたくない人々が、たとえ不幸になっても治りたがらない姿を見てきた私は、おせっかいはしないことにしている。
それでも中には、いつかは気づいて治る道を探す人もいる。
それぞれの実力だ。

いったいなぜ、こういう悲惨なおうちが多いのか考える。
そして思う。これは社会モデルの限界だと。
社会モデルと医療モデルについては、AIにきいてみたらまとめてくれたので、皆さんこれをみてくださいね。



そして、知らない人も多いかもしれないが、発達障害は「社会モデルで解決しよう」ということになったのだった。

その経緯には田中伸明先生が『発達障害治療革命!』の中でちらりと触れている。
お医者さん同士というのは、悪口を言い合わない。まあ神田橋先生とかは、ちょっと例外かもしれないけど。田中先生は他科の悪口を基本言わない。

むしろ、精神科の悪口を言い続ける私に対し、「精神科の先生は一生懸命やっている」みたいなとりなしをしたりする。浅見さんがそれをわかってくれるといいんだけど、とかおっしゃる。夏祭りでもそういう場面があったと思う。それに対して、「それは無理」とか言っちゃうのが私である。

それは社保加入者としての本音である。治らないと言い張るのなら、保険外でやってほしいと思う。それならば私も文句は言わない。勝手に毎月強制的に金をとって言って治らないと言い張る医療が存在するというのがよくわからないのである。

それに対し田中先生は、精神科は統合失調症での成功体験(ただしカッコつき)を発達障害に適用したのだと言う。それはどういうことかというと、とにかく隔離して社会に(一義的には家族に)迷惑をかけないようにする支援体制を整えるということ。統合失調症は治らない。でも薬でコントロールできる。だから一生薬でコントロールして、家族から引き離して家族の苦労を軽減する、ということに精神科は成功した。そして発達障害に取り組もうと決めたとき、このモデルを採用したのだと。

このモデルを続けていくためには、家族が期待しない方がいい。だから「生まれつきの脳機能障害で一生治らない」と洗脳する。いや洗脳というか、とくに末端の医療従事者の場合、自分たちも上から言われた通り信じて実行しているだけかもしれない。そうやって治すことは考えず社会制度を整えることによってなるべく発達障害者が社会に(家族に)迷惑を及ぼさないような制度構築をする。それが社会モデル。綺麗な言葉で言うと「障害は社会の方にある」という考え方だ。

それに対し花風社は、金魚体操とか療育整体とか、そういう非侵襲的で金のかからないものを勧めてきたにもかかわらず、医療モデルに引き戻そうとしている、時代遅れだ、と言われたことがある。ところが秋祭りで言った通り、私は医療のご都合なんて知らない非ギョーカイ人であり(自慢してます)患者体験さえ少ないので、何モデルだろうが知ったこっちゃないわけである。

で、私は田中先生にききましたね。皆さんの前で。「じゃ、先生は医療モデルに戻そうとしているわけですか?」と。

それに対する田中先生の答えは、まあ祭りを見た人はしっているでしょう。

まあともかく、最近の一家心中に進んじゃいそうな方面の悲惨なポストを見ていて思うのは

社会モデルの限界

ですね。環境とか支援ばかりで整えたって無理。今この瞬間学校に行かない昼夜逆転の子の暴言や暴力にさらされている家族にはあまりに無力。やはり本人変えないと。本人治さないと。

で、花風社はそういう手段を非医療分野で本にしているわけですよ。それでもギョーカイから見ると「憎き医療モデル」なわけ。

でもさ、皆さんきかれたことある?
「お宅、社会モデルと医療モデル、どっちがいい?」とか。

きかれたことないでしょ。
社会モデルはね、降ってきたんですよ。もう決められていて、それでやると決めたの。行政と医療が。で、いつも言っているように彼らが選ぶのは、自分たちが手抜きできる方法なわけ。わざわざ諸外国に学んで発達障害を治す方法を研究するより治らないとあきらめさせてその子の人生を養分に周辺福祉産業が盛り上がる方が自分たちがラク&実入りになるから一生懸命親を洗脳しているわけ。「生まれつきの脳機能障害で一生治らない」ってね。発達障害から派生するその不登校も、暴力も、暴言も、治らないわけ。親が疲弊するのなら児相が引き離すしかない。

これが「統合失調症で味をしめた社会モデルを発達障害にも適用している」ということ。

でもまあうちの親族の場合、統合失調症も治ったんだが。
そして花風社読者の皆さんは、発達障害治っているんだが。

日本は自由な国なので、多少のお勉強&少額の投資をする覚悟があれば、「社会モデル体制の中で医療モデル体制を試してみる」ことはできるわけ。

だって一度も選ばせてもらっていないんだもん。行政や医療には。

この「そういえば選ばせてもらっていない」という気づきが大事。そこから選ぶのはまた自由。

でも四半世紀みてきた感想としては、最近お祝い事のあった味噌ぴ家のように、うまくいっているおうちは本人の健康を促す努力をしていますよね。それは夕飯のメニューとか、そういう身近なところから取り組めることだし。『発達障害、治った自慢大会!』に書いてある。



「発達障害者には社会モデル」っていうのは、コロナ禍における濃厚接触者みたいなもんなのよ。行政としては、感染経路をたどるというお仕事をしなければならなかった。でも人間が複雑に入り組んでいる社会で感染経路をたどるのは容易じゃない。だから「マスクを外して15分以上接触」という決まり事を作った。自分たちの仕事をラクにするために。そして学校とかも地方公務員なもんだから洗脳に弱く、14分30秒で大急ぎで給食食べさせる、みたいな馬鹿げたことをした。


悪いけど、行政やっている人間って、例外はいるし一応熱意も好意もある人も多いとはいえ、こういうバカな実効性のないことも真顔でやる。これに付き合っていると、本当にお子さんは養分としての人生を送ることになりますけどそれでも社会モデルと心中しますかね。

選べばいいのよ、自分で。
社会モデルと医療モデルの按分を。
医療モデル、容易に手に入る時代なんだから。

<img

12年間 治った自慢その後

2025-01-15 09:20:32 | 日記
さて、一月の連休中に治った自慢その後
超弩級治った自慢というか
朗報というか
を頂いていたので、連休後に皆さんにお知らせするつもりでいました。

『発達障害、治った自慢大会!』で真っ先にご登場いただいた味噌ぴ家のご長男にお祝い事がありました。

最近SNSには浮上しないけれど、お忙しかった&お子さんたちは順調だった、ということでした。

『発達障害、治った自慢大会!』に載っているこれまでの経緯をまとめておくと

1 味噌ぴ家ご長男、診断は自閉症と知的障害。長い間虚弱体質でもあった。黄色本こと『自閉っ子の心身をラクにしよう!』や『芋づる式に治そう!』なども役立てて、虚弱体質もじょじょに克服。フルタイムで働ける身体になった。



2 育ちの途中で知的にも伸びてきて、中学卒業後は通信制高校+フリースクールでさらなる学歴への望みをつなぎつつ、社会参加も途切れさせなかった。

3 高卒後、専門学校に進学。簿記三級や漢検など、各種検定取得にも励む。

4 専門学校卒に際しての就活では何十件ものお祈りレターをもらうも、くじけず官公庁の障害者枠有期雇用に職を得る。

でした。
そして職場は更新を続けつつ、不安定な立場からなんとか正規職員になろうと毎年受験していたそうです。

そして卒後12年経って、このたび官公庁の正職員に内定されたとのこと。

まあこういうことなのですが、皆様に「12年間」という期間の長さを想像していただきたいと思います。
その間くじけなかった。これはご本人のみならず、ご家庭が健全じゃないとできることではありません。

ともかく、これで安定した働き方ができるようになりました。

味噌ぴさんは私よりちょっと年下の方。つまり、発達障害支援法黎明期、ギョーカイの支援者たちがお母さんたちを手足として使っていたころ、使われていたお母さんたちのリーダー的存在でした。

ギョーカイ人接待も多く、つまり、いくらでも「ありのままでいいんです。社会が理解すればいい」に流されてもおかしくなかった。

でもその中で着実に息子さんを社会に送り出す方針を貫いてこられた方でした。今の若いお母さんたちとはまた違ったご苦労があったはずです。

時間はかかったけど、ご一家は願いをかなえられました。
今後もご活躍をお祈りいたします。

発達障害への光療法、無料モニター募集します

2025-01-10 08:24:18 | 日記
お世話になっております。花風社の浅見です。
米国での臨床経験が豊富な中川朋先生の方で
光療法の無料モニターを募集されることになりました。
こちらに資料をアップロードしましたので(モニター概要と光療法のメカニズムに関するパンフレット、二つファイルがあります)
ご興味のある方はご覧くださいませ。



QEEGに関して説明している花風社の夏祭り・秋祭りご視聴希望の方は、zoom☆kafusha.com(☆を@に変えてください)までご連絡ください。

以上よろしくお願いいたします。

浅見@花風社