菅長官、ローマ法王の訪朝前向きに「米朝合意履行につながることを期待」
菅義偉官房長官は19日の記者会見で、ローマ法王フランシスコが韓国の文在寅大統領との会談で北朝鮮訪問に前向きな姿勢を示したことについて「南北の取り組みが(6月に締結した)米朝間の合意の履行に向けた具体的な行動につながることを期待している」と述べた。同時に「核、ミサイル、そして何より重要な拉致問題解決に向け米国、韓国と連携しながら対応していきたい」とも強調した。
ローマ法王の日本訪問の可能性については「外交ルートを通じて意向を確認中だが、ローマ法王の訪日が実現することになれば、喜ばしく歓迎したい」と語った。
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ローマ法王のフランシスコ氏はどれだけの力を持っているのでしょう。
そしてその影響力は大きいのでしょうか。
北朝鮮の今置かれている立場はよくご存じだと思います。
その上での訪朝でしょう。
法王の訪朝で北朝鮮の非核化が前に進むのか、
それとも、その中身よりも「ローマ法王の訪朝」という事実だけが独り歩きするのか、
つまり北朝鮮にこの訪朝が利用されるのではないのか。
色々考えてしまいます。
中国に気を使ったのか台湾からの招聘を断ったローマ法王。
そして北朝鮮への訪問は前向きなローマ法王。
この二つが中々つながりません。
普通なら台湾に行き、北朝鮮訪問は断りそうなものですが。
ですから今ひとつローマ法王という人物がよくわかりません。
そもそも北朝鮮にキリスト教信者がいるのですか。
一応対外的には信教の自由を謳っているようですが、
それは見せ掛けであり、宗教活動に携わった人が処刑や拷問の対象になり
政治・宗教活動で8万~12万人が政治犯収容所に拘束されているとか。
その反面、海外の目を欺く為に平壌には教会や聖堂が建設され、
市民から選抜した“偽信者”に祈りを捧げさせているとも言われています。
https://www.sankei.com/life/news/181018/lif1810180044-n2.html
騙すことについては相変わらずで徹底しているようです。
そんな北朝鮮にローマ法王が行って、何が変わるのかとも思います。
しかし変わらせるだけの大きな力があって欲しいとも思います。
望みは薄いですが、法王には訪朝前に日本に立ち寄って頂き、
どんなに北朝鮮では人権が侵害されているのか
そして何より多くの日本人が40年以上拉致されている事実を知って頂きたいです。
その上で、何とか拉致被害者の開放を金正恩に強く求めて頂きたいです。
ローマ法王の力はどんなものなのか知りません。
しかし今は溺れる者は藁にも掴まる心境です。
あらゆる可能性に期待します。
どうにかして一日も早く、拉致被害者全員が帰国出来るように尽力していただきたい、
そう強く願っています。