斎藤兵庫県知事に対する告発文書問題。
中々終わりが見えてこない感じがします。
百条委員会に続く第三者委員会の報告で兵庫県も落ち着くと思っていました。
いいえ、落ち着いて欲しいと思っていました。
でも、斎藤知事は「真摯に受け止める」と口では言うものの、ちっとも真摯でないのです。
真摯に受け止めるなら最初の告発者探索は間違いだったと言えばいいのに、
あれは間違いではなかったと言い張る知事です。
「嘘八百」発言を撤回しないのは文書は誹謗中傷性の高い文章だったから自分は違ってはいなかったと。
第三者委員会は告発文書は「嘘八百」ではなかったと報告しています。
それでも知事は自分は間違いでなかったと言うのです。
知事は「告発は内部通報に限定されるとの考え方もある」との主張。
「考え方もある」・・・・これは少数意見だと言っているようなものですが、
それでもこの少数意見を拠り所にして、自分は悪くないと言いたい知事です。
その唯一の拠り所としているのは「徳永信一弁護士」だと昨日の記者会見で述べた知事。
しかし徳永弁護士は内部通報に詳しい弁護士ではありません。
世話になっている人物から「テレビは斎藤知事批判ばかりだからXになにか投稿して欲しい」
との相談があったからと雑誌インタビューで発言しています。
また「公益通報者保護法の本を買ってきて読んだ」とXにポストしていますから俄か専門家です。
公益通報は弁護士であっても考え方が違うほど、わかり難いです。
でも昨日の「情報ネットten」での解説で使った画像だとよく分かります。⇩
消費者庁は公益通報は「外部通報(2号と3号)も含まれる」としています。
消費者庁が兵庫県知事の考えが法律を誤読しているからと個別にメールで連絡してきたのです。
ひとつの自治体だけが国の考えと違っているのは見過ごせないという事なのです。
斉藤知事支持者の方々、これでも斎藤氏は間違っていないと言えますか?
これでも斎藤氏を支持しますか?
斎藤知事だけが消費者庁の考えに納得出来ない様子ですが、
兵庫県だけが国の指針と違うっておかしくないですか。
そもそも国に反旗を翻す首長っておかしくないですか。
これでは兵庫県は斎藤兵庫国になったようなものです。
内部告発に詳しい専門家たちと、慌てて専門書を買って勉強し始めた弁護士。
どちらの主張を信じますか?
※参考:斎藤知事が信じている徳永弁護士のポスト⇩
雑誌「情況」のインタビューを受けました。内容は兵庫県知事選挙について。2月27日発売です。|弁護士 徳永信一 #note https://t.co/Bl70Rh5dBO
— 弁護士 徳永信一 (@tokushinchannel) February 27, 2025
徳永氏は専門書を買ってきて読むぐらいですからこの方面に詳しい弁護士ではないです。
公益通報者保護法の本を買ってきて読んだ。いくつかのネット上の言説の間違いに気づいた。
— 弁護士 徳永信一 (@tokushinchannel) September 18, 2024
1️⃣匿名でも公益通報になるという誤謬
匿名通報は除外されていないが保護されるには自ら名乗り出る等して特定される必要がある。当たり前。
2️⃣匿名の公益通報の犯人探しは違法であるとの言説… https://t.co/Qky7na0Dc7 pic.twitter.com/HGuGMDA7g4