ムクウェゲ医師は1999年、内戦下のコンゴ東部ブカブで産婦人科治療を目的とした「パンジ病院」を設立。兵士や武装勢力による集団レイプなどで負傷した多数の女性や少女を治療し、心のケアや社会復帰などの支援を行っている。同医師らの治療を受けた被害者は開院以来、これまでに5万人を超える。

 ムクウェゲ氏は、性暴力が「兵器」となり、加害者が処罰されないコンゴの状況を告発。法の裁きを実現するため国際社会に行動を起こすよう、国連などで呼び掛けてきた。

 ムラドさんは14年、イラク北部で母親や6人の兄弟をISに殺され、自らは「性奴隷」にされた。繰り返しレイプされたり、拷問されたりしたが、IS支配地域を脱出し、ドイツに逃れた。その後、啓発・支援団体「ナディアのイニシアチブ」を立ち上げ、国連などを舞台に女性や少数派の人々らをジェノサイド(集団虐殺)や人身売買から守るための啓発活動を行っている。

 賞金は900万スウェーデン・クローナ(約1億1300万円)で、2人で分ける。授賞式は12月10日にノルウェーの首都オスロで行われる。

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ノーベル平和賞が発表されました。

受賞したのは、コンゴで性暴力の被害者の救済や治療に取り組む医師と

過激派組織ISに母親や兄弟6人を殺害され、自身もISに性的虐待を受けた女性です。

ふたりとも性暴力の撲滅に取り組んだ功績が受賞の理由です。

 

テレビでは文在寅大統領と金正恩の二人の受賞を予測していていましたが

ハズレてよかったです。

そもそも文と正恩が受賞すると予想した人の気が知れません。

 

ところで今回の平和賞受賞者は性暴力に関係する活動をした方です。

そしてコンゴの医師は1999年からの活動ですし

ISに囚われていた女性は2014年以降の事です。

 

つまり20年前から現在に至るまでまだ性暴力に苦しめられている人がいるという事です。

それに対して、韓国が執拗に日本を貶める為の慰安婦問題は70年以上前の事です。

 

常々感じる事ですが、歴史問題ではその時代の慣例というか常識はどうかと言う事です。

勿論慰安婦にならざるを得なかった女性達は不幸な事でした。

貧困により親から売られた人もいたでしょう。

業者に騙された人もいたでしょう。

また中には職業として割り切っていた人もいたでしょう。

しかし、70年以上前の事を現代の常識や慣例で論じるのは早計です。

不幸な時代、貧しい時代があり、その犠牲になった人は男女問わず多くいたでしょう。

そういう時代だったのです。

 

70年以上前と現代の社会常識は違います。

それを同じ感覚で論じ、その結果日本だけが叩かれるのは我慢できません。

日本だけを槍玉にあげていますが、当の韓国はどうなのかなのです。

ベトナム戦争時での韓国軍の酷さは旧日本軍どころではありません。

また80年ぐらい前から戦場で慰安婦を同行させた理由はなんだったのか。

慰安婦がなかったソ連軍の犠牲になった一般日本人女性の事はどうなのかという事です。

 

執拗に韓国が反日に利用する慰安婦問題。

それがアメリカ本土まで波及し、現地の日本人が蔑まれ、虐められている事実をどう思いますか。

最近は韓国に次ぎ北朝鮮までが慰安婦問題で日本叩きを始めています。

今こそ日本は韓国発の嘘情報を否定すべきでないですか。

性奴隷だ、20万人虐殺されたとの嘘がまかり通っている事実から目を背けず

もっと積極的に韓国と対峙しない事にはいつまでもこの問題が終わらないでしょう。

 

平和賞を受賞した二人の努力は褒め称えたいです。

そして性暴力は今でも紛争地域では後を絶たず、苦しめられている女性がいる事と

80年も前の一般女性を守る為の慰安婦制度を同列に考えるのは愚かな事です。

歴史問題では韓国や中国が嘘情報を流し、日本は苦しめられていますが、

現代の感覚で80年も前の事を論じるべきではないと思います。

また国連は現代社会で不幸な人達をより多く助ける責務があり、

いつまでも敗戦国日本を貶める様では国連の存在意義はありません。

 

ノーベル平和賞受賞で色々考えさせられました。