【速報】斎藤知事“側近”だった元総務部長を『懲戒処分』の方針 告発した元県民局長“私的情報”漏洩…第三者委員会が認定
兵庫県の斎藤知事などの疑惑を告発した元県民局長の私的情報の“漏洩”について調査していた第三者委員会は、斎藤知事の“側近”だった井ノ本知明元総務部長が漏洩したと認定し、県が井ノ本氏を懲戒処分する方針であることが関係者への取材で分かりました。
県によりますと、問題となっている元県民局長の私的情報は、元県民局長が所持していた公用パソコンに保存されていました。
去年12月に百条委員会が県議2人に対し行った聞き取り調査では、疑惑が告発された後の去年4月、議員控室で井ノ本氏が県議2人にプリントアウトした私的情報を見せた上、口頭で元県民局長が作成した告発文書が「信用に値しない」旨の説明をしていたことが明らかになっています。
一方、去年10月の百条委員会の証人尋問で、井ノ本氏は漏洩について「守秘義務違反の嫌疑を受ける可能性がある」として、証言を拒否していました。
県が設置した弁護士3人で構成する第三者委員会は、3月末までに調査を終えていましたが、関係者によれば、第三者委員会も井ノ本氏による漏洩を認定していて、23日に開かれた綱紀委員会では、懲戒処分する方針で検討が進んだと言うことです。
県の懲戒処分指針では「職務上知ることのできた秘密を故意に漏らし、公務の運営に重大な支障を生じさせた職員は、免職または停職とする」とされています。
兵庫県知事を巡る告発文書問題も漸く収束しそうな気配です。
個人的感想ですが。
この問題ではいくつかの「第三者委員会」が設置されましたが、
その一つ、井ノ本元総務部長の疑惑があります。
これは元県民局長の公用PC内の私的情報を印刷し、県議や県職に見せて回った疑惑です。
その際には「こんな事を公務中にしていた局長の告発文は信用できない」と言いながら。
つまり斎藤知事を巡る告発文書は嘘八百だと言いたいが為の行動だったのではと。
では井ノ本氏はどんな方法で元県民局長の私的情報を得たのか。
発信源は元県民局長から公用PCを押収した片山元副知事でしょう。
もしくは調査結果を知事に報告した際には牛タンクラブの面々が同席し、情報共有した可能性もあります。
その時、彼らは私的情報の中身を見て驚きと共に諸手を挙げて喜んだのでしょう。
何しろ元局長の弱点となる情報が多々残されていたからです。
その情報を井ノ本氏が印刷し、県議や県職員に「こんな事をしていた元局長は信用できない」等々、
いわば悪口と共に印刷した私的情報を見せて回ったと週刊誌で報道されていました。
この事は百条委員会でも質問され、証言拒否した井ノ本氏。
証言拒否するのは認めたのも同然です。
今回の第三者委員会でも井ノ本氏による情報漏洩だと判断され、停職3か月の処分になりそうです。
斎藤知事側近の元総務部長を懲戒処分へ 告発者私的情報の漏洩を認定 停職3カ月案も停職
片山氏、井ノ本氏、そして斎藤知事。(あと4人いますが全員県庁の役職に就いていました)
言わずと知れた「牛タンクラブ」の仲間たちであり、斎藤知事の側近です。
人事面でも知事が彼らを優遇したと、元県民局長やその部下から批判されていたようです。
依怙贔屓、嫉妬、やっかみ・・・・・
これこそ県庁内の分断であり、風通しの悪さです。
それを是正するのが知事本人の筈ですが、その事に気付いているのか、仲間を失いたくないのか、
知事の一連の発言や行動は誤魔化し、論点ずらしに終始しています。
公益通報者保護法の解釈間違いを認めない知事。
そんな知事の態度は国会でも問題になり、
挙句の果てには消費者庁から指導の文書が全地方自治体宛てに送付する事にも。
この事について、知事はどう答えたのか。
そして今後、どうするのか。
つまり告発文書の真偽を調査した第三者委員会から告発者探索は間違いだと指摘されても、
知事は間違っていなかったと、何度か消費者庁から指導されても持論を変えません。
知事にはいい加減、自分の誤りを認めてもらいたい。
そして県政を正常にしてもらいたいのです。
今回の井ノ本氏の処分は当然の事です。
自分の仲間である井ノ本氏への懲戒処分で、知事も考えを改めてもらいたい。
そう願います。
さて、知事を取り巻く外堀が埋められつつあります。
もうそろそろ知事も観念し、発言の撤回も含めて謝罪すべきは謝罪し、
県政を正常に戻してもらいたいです。
表向き、知事は出張を含む公務をこなしていますが、県庁内の職員たちはどんな気持ちなのか、
知事を信頼して就労しているのか、それとも県庁内の空気は淀んでいるのか、どうなのか。
そんな事を考えます。
今回の問題では多くの時間や経費が掛かっています。
それは県の財産であり、県民の税金でもあります。
斉藤知事は経費削減に取り組み、結果を出していると知事の支持者たちは言っていますが、
その反面、知事は告発者問題で貴重な時間と多くの税金を使った事を忘れないで貰いたいです。
あと、知事選では立花孝志氏がこの問題に関わっています。
もしかしたら参院選でもある事ない事吹聴する可能性もありますが、
県民には立花氏を全面的に信用するのは危険だと知って欲しいです。
立花氏は井ノ本氏同様に元県民局長を貶める為、デマを拡散した張本人です。
立花氏は元県民局長のみならず、奥谷氏や竹内県議への誹謗中傷を拡散させ、賛同者を煽った事も事実です。
多くの人達がこの問題に関わってきました。
そして多くの人が傷付いたのも事実です。
斎藤派と反斎藤派。
そして国も巻き込み大問題になっています。
もうそろそろ終わって欲しいです。
消費者庁の指導があり、元県民局長の私的情報漏洩者の井ノ本氏への処分も近日中にあるでしょう。
あと、片山氏の元県民局長への抜き打ち尋問の音声の流出も第三者委員会で調査しているようです。
兵庫県は今回の問題で評判が悪くなりました。
これも県庁内の法令順守の意識の低さが起因しています。
特にその立場でなければ知り得ない情報をいとも簡単に外部に漏洩する県議や県職たち。
順法精神はないのかと言いたくなります。
今後、過去の反省も含めて知事主導でコンプライアンス研修を定期的にすべきです。
上司としてのコンプライアンス。
一般職としてのコンプライアンス。
それぞれ別の立場であり、別のコンプライアンスが存在します。
今後、部署ごとなど、定期的に研修をして、一日も早く県庁内を正常にしてもらいたいです。