漏洩認定の井ノ本氏だけでなく片山元兵庫県副知事も 側近の証言「斎藤知事の指示」で一致 - 産経ニュース
要点は・・・
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発者の私的情報漏洩問題。
斎藤氏らの指示の下、告発者をおとしめて疑惑を払拭しようと躍起になる井ノ本氏。片山元副知事ら側近の証言が「知事の指示」で一致する中、斎藤氏だけが否定を続けている。
井ノ本氏が昨年4月上旬、疑惑を告発した元県民局長の男性の公用パソコン内に、男性の私的情報に関する文書があったと斎藤氏に伝え、斎藤氏は「そのような文書があることを議員に情報共有しといたら」と発言。
県の理事(当時)が、片山安孝副知事(同)に斎藤氏から指示があったことを伝えると、片山氏は「そらそうやな。必要やな」と応じた。
理事は「『私的情報も含めて、議会の執行部に知らせておいたらいいんじゃないか』という趣旨と理解できる知事からの発言があった」と斎藤氏の指示を認めた。
片山氏も「『知事から井ノ本氏に対し、私的情報について議会と情報共有しておくようにとの指示があった』と聞いたので、特に反対もせず根回しするよう指示した」
元県民局長が公用PCに保存していた私的文書の漏洩事件。
軽く見ている人もいますが、この情報は県のものであり、簡単に外部に漏らす物ではありません。
それが県職員であっても県会議員であっても同じです。
特に今回の情報は今後の成り行き次第では証拠となり得ますから厳密に管理しておくべきです。
それを告発者を貶める目的だったのか井ノ本氏が印刷物を持ち歩き、
県議らに見せて「こんな人物の告発など信用できない」との発言は軽率であり、
考えようによっては公務員の守秘義務違反にも当たります。
週刊誌報道では私的文書を漏洩したのは井ノ本総務部長だとされていましたが、
真実か否か、誤解かどうかを第三者委員会で関係する県議や県職員に聞き取りをしたところ、
井ノ本氏が漏洩させた事がほぼ確定しました。
では井ノ本氏の独断だったのかどうなのか・・・。
なんと斎藤知事の指示だった可能性も。
ただし、知事本人は全否定しています。
恐らく知事のこと「可能性だからそうでない事も有り得る」
「私は指示をした覚えがない」と言いそうですし、
現に「議員に情報共有しておいたら(?)」と
曖昧な口ぶりで、断言や指示や命令ではないので逃げ道を作っているとも言えます。
ところで第三者委員会が公表した報告書46頁の33頁目以降にW元議員についての記述があります。
E氏は、当委員会の事情聴取において、元県民局長の私的情報の出所として「元県民局長のUSB及びW元議員がもうひとつの情報の出所だと思う。」と供述し、「なぜW元議員だと思うか」との質問に対しては、「野党で唯一の告発文書の送付先であり、W元議員と元県民局長が頻繁に連絡を取り合っていたということは聞いていた。」と説明
文章の内容からE氏は井ノ本氏。 W元議員は竹内元県議だと推察できますが、
井ノ本氏によると、元県民局長の公用PCの私的情報の出所が竹内氏だと言っているのです。
勿論、第三者委員会はこの井ノ本氏の供述は認められないとしています。
知事選前に岸口県議がN党の立花孝志氏に渡したメモ「黒幕は竹内」
このメモを根拠に立花氏は選挙期間中、竹内氏を貶め、それを信じた人たちの誹謗中傷。
そして今回の委員会の報告書で明らかになった井ノ本氏の供述。
何か繋がっている様な気がします。
つまり牛タン倶楽部の面々と維新の会の県議、更には立花氏と繋がり、
目的は斎藤知事を擁護する事であり、知事選で斎藤知事を勝たせる為の作戦だったのだと思えてなりません。
妄想かもわかりません。
しかし一連の様々な意見や供述、証言からそう思ってしまいます。
もうすぐ斉藤知事の記者会見が始まります。
記者からどんな質問が出るのか。
そして斎藤知事はどう答えるのか。
注目したいと思います。
※牛タン倶楽部とは。
斎藤元彦(当時総務省官僚) 片山安孝元副知事、 小橋浩一元理事、
原田剛治前産業労働部長 、井ノ本知明元総務部長の5人
日本大震災の復興支援で宮城県に派遣された時に知り合ったのが名前の由来
※同じ記事をはてなブログにも投稿しています。
元県民局長の私的文書漏洩は斎藤知事、片山副知事も容認か? - blue-obasan’s diary