米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設への賛否が焦点の名護市議選(定数27)は7日投開票され、移設に反対する稲嶺進市長を支える与党系が過半数を維持した。内訳は与党系14人、移設を条件付きで容認する野党系11人、中立の公明党2人で、与党系が1人減り、野党系が1人増えた。
市議選には、与党系16人、野党系15人、公明党2人がそれぞれ立候補していた。市選挙管理委員会によると、投票率は70・40%で、過去最低だった前回を1・67ポイント下回った。開票機器にトラブルが生じたため、開票作業は未明まで続いた。
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名護市議選の投票が昨日7日にあり、辺野古移設反対派が過半数を占めました。
定数27に対し、反対派は16人。 条件付き容認が5人。無回答が3人。その他が3人でした。
推進派は新人で2人いましたが、残念ながら最少得票数の2人で落選しました。
反対派でも落選していますから、人物で選ばれたとも考えられますが
同じ名護市でも中心部と辺野古周辺とは考えも違うでしょう。
地域活性化の為誘致したい辺野古の人達はそもそも有権者が少なかったのではないでしょうか。
恩恵を受けない人は判断材料にしなかったり、周りの声に流されてしまった人もいるでしょう。
また、候補者の支持政党については殆どが無所属で、あと社民党2人共産党が1人公明党2人は全て当選です。
やはり、ここで公明党(本部)は移設賛成にも拘らず、県連は反対するという捻じれが問題だと思います。
自民党も参院選の時は石破幹事長の説得にもかかわらず県連は反対していました。
しかし、最近になって反対派には離党勧告や除籍という処分を下しています。
公明党も自民と連立を組んでいるのですから、井上幹事長は動くべきではなかったのでしょうか。
というか、井上幹事長は沖縄には全く関心が無いらしく一度も(最近だけ?)沖縄に足を運んでいません。
公明党が条件付きでも容認派にまわれば、1議席差になります。
また、当選者の中に意外な人物が含まれています。
それは前回の市議選では最下位当選の川野純治氏(今回27人中21番目の得票数)ですが
wikiによると政治家の他にテロリストの記載が。
もう40年近く前の事ですから、地元では時効というか問題にしていないのかも知りませんが
テロリストが市議ってどうなんでしょう。
この事件は天皇陛下が皇太子時代の沖縄訪問時、病院前を通る車列に向かって 3階ベランダから
「皇太子帰れ、天皇制反対」等と叫びながら ガラス瓶やスパナ、石などを投擲した事件です。
(その後、川野氏の仲間が ひめゆりの塔前で当時の皇太子陛下に向かって火炎瓶が投げつけ、
美智子さまがそれを防御しようとしたニュースはよく覚えていますし、今でも報道されることがあります。)
川野氏は服役もしているので市議になるには問題ないのかもしれませんが
沖縄では、基地反対や辺野古移設反対の活動が過激です。
そんな、左翼活動家と繋がりがあれば問題だと思いますがどうなんでしょう。
その辺気になります。
この選挙結果が沖縄知事選に影響を及ぼすことがないよう
政権与党は気を引き締めるべきです。
普天間の危険もかかっています。
辺野古移設は外交問題にもなる事案です。
公明党は連立離脱の気が無いなら、この結果に危機感を持ってもらいたいです。
特にこのような大きな問題では、本部と正反対の政策を掲げるのを許せば今後統制が取れなくなります。
公明党代表や幹事長に本部と地方との捻じれについてどう思っているのか問いたいところです。
自民党と同じ轍を踏むべからずだと思いますが、どうなんでしょうね。