団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

いじめ問題について考える

2023年11月24日 | 人間関係

昨年度の国公私立の小中高校と特別支援学校のいじめ認知件

数は前年度から1割増の68万件と過去最多だった、いじめ

は昔からあってなにも今に始まったことではない、ただいじ

めの質がSNSの普及で変わってきたことは確かである、実際

人間社会にはさまざまな力関係が張り巡らせており、集団に

なると必ず力関係が働き上下関係が生じる、最近問題になっ

ている宝塚歌劇団の女性の自殺も上級生からのいじめが原因

と言われてる。

 

さらにどんな人間にも心の奥底には無意識のうちに無抵抗な

ものをいじめることに楽しさを感じる快楽本能があると言わ

れてる、子供だけではない、大人になってその本能を刺激す

る状況におかれると噴出する、だからパワハラがあとを絶た

ない、みんな仲良くという規範意識だけではいじめはなくな

らない、この社会は苦しいこと、つらいことが多い、辛抱が

いろんな場面で要求されることも確かである。

 

作家の平野啓一郎氏がいじめ問題についてこんなことを言及

してる「学校でいじめが起きているときに、かわいそうなこ

とをしているからやめましょうと諭すことも大事ですが、ま

ずいじめるということは相手の教育を受ける権利を侵害して

いることだから、やってはいけないことだと教えなくてはな

らない」まさに同感である。