団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

7秒しか記憶が残らない女性

2017年04月17日 | 健康

TBCの報道特集で7秒しか記憶が残らない女性として三重県在住の

47歳の女性が紹介された、彼女の人生が変わったのは39歳のと

き発症率100万人に数人というウイルス性の急性脳炎にかかった

ことだ。

 

脳の「海馬」という記憶を保持する機能の記憶障害を発症、病気に

なる前の記憶は残っているが病気になった後の新しいことを覚えら

れない短期の記憶障害が後遺症として残った。

 

彼女の記憶が残るのはわずか7秒間、7秒より前のことは忘れてい

く、そのためすべてメモを取ることで理解する、すべての会話をメ

モに残す、当たり前のことが当たり前でなくなった、最初は不安か

らメモをとったが、今では残しておきたいメモにかわった、大量の

メモである。

 

障害2級の障害基礎年金で母親と暮らす、記憶は人生そのもの、脳

のなかにあるはずの記憶がない、すべてメモをとり文字ですべて理

解する、絶対治らない病気と闘い涙ぐましい努力をする毎日、想像

を絶する苦悩のなかで生きることを選択した姿、画面に映る表情が

表面的にでも明るく見えたのが救いであった。