アンパンマンの生みの親のやなせたかしさん、アンパンパンの
人気が高くなったのは69歳の時だった、富も名誉も手にいれ
て他人の目から見れば幸福、ただ健康には恵まれず70代には
白内障、心臓病、80代にはすい臓炎、ヘルニア、腸閉そく、
腎臓がん、膀胱がんを患っており膀胱がんにいたっては10回
以上再発を繰り返し、人生の後半は病気との闘いだった。
100メートル歩くと疲れて倒れてしまう、入退院手術の繰り
返しで全身ボロボロ、気分は青春だが体がついていかない、眼
も耳も性欲もすべて衰弱、無念残念悔しい、やなせたかしさん
88歳時の心境である、そして2013年94歳で亡くなるま
で富と名声は手にいれたが体力的にはつらい日々だったと思わ
れる。
総額400億円といわれる莫大な遺産、家族がいなかったので
アンパンマンミュージアム、やなせスタジオに寄付されたと噂
されてる、そんなやなせたかしさんが晩年「青春は人生の最後
のほうに来たほうがいい」という言葉を遺している、まさに人
生後半の心境を語った深い言葉である。