団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

認知症だった両親について思うこと

2024-05-21 05:31:01 | 老後の生き方

私の両親はふたりとも認知症だった、13年前に亡くなった父は

幻覚、妄想がでるレビー小体型認知症、4年前になくなった母

アルツハイマーとレビー小体型認知症、両親とも共通してるの

初期の兆候として新聞を読まなくなり、趣味や好きなTV番組に関

を示さなくなったことである。

 

母は父の認知症で苦労しただけに認知症だけにはなりたくないと

いう気持ちは強く、父の死後、脳トレ有酸素運動を積極的にやっ

てたが加齢には勝てず、94才のときにとうとうその時がやって

きた、「昨夜泥棒が入った」「〇〇さんがきて泊まっていった」

電話で意味不明なことを言い出した、明らかにおかしいと感じ一

人暮らしの母のもとに行きケアマネジャーに連絡、なんとか施設

に入居することになった。

 

正直、息子として変わり果てた親の姿にうろたえた、怒ったり、

いらだったり、実際上手に励ましたり行動させたりということは

家族だからこそ抵抗があることを実感したものだ、晩年に認知症

になった両親、弱くなっていく情けない自分との不安と葛藤のな

かで最期はどんな思いでいたのだろうか?息子としてその思いを

いまだにひきずってる自分がいる。