「みをつくし料理帖」「銀二貫」の作者である小説家、高田郁
さんは顔出ししないことで有名であるが、サイン会には積極的
に参加し読者と親交を深めてる、顔と顔を見合わせて言葉を交
わせることが無上の喜びと感じており、ひとりひとりに「この
5年はあなたにとってどんな歳月でしたか?」と必ず問いかけ
るという。
転職、退職、結婚など人生の転機を迎えた人、無難に過ごした人、
山あり谷ありだった人、質問したとたん泣き出す人、頑張ったけ
ど夢は叶えられず挫折した人、ひとりひとりに寄り添う高田さん、
作品と同じように温かいものが感じられる。
5年という歳月は重い、私の5年間を振り返ると、妻が関節リウ
マチで入院、同時期に母が認知症、大腸がんで翌年逝去、実家の
処分と忘れられない出来事だった、またブログをやってることで
日経新聞とNHK出版から取材を受けたことはメリハリのない生活
の中で、いい刺激になったことは間違いない、5年単位で振り返
って見る、果たして皆さんにとってこの5年はどんな歳月でした
か?