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団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

死は解放と思ったとき

2020年11月16日 | 

母が亡くなって8ヵ月、コロナ禍での葬儀は家族だけで行った、

ひとり暮らしだった母が認知症と診断され老人ホームにお世話

になったのが2年前94歳のとき、アルツハイマーとレビー小

体型認知症で幻覚妄想が激しく、会が噛み合わない、家に帰

りたいが帰れない苦しみ、明日がどうなるかわからない苦しみ、

心の中はそんな状態だったと思う。

 

おむつをして車椅子状態、要介護3の状態だった、やっと施設に

もなれたと思ったところ、昨年の9月に大腸がんに罹患、それか

半年後に亡くなったが、亡くなる1ヵ月前はまさに痛みとの闘

だった。

 

人生の最期で認知症と大腸がん、老いて弱くなっていく情けない

自分との不安と葛藤のなかで母は人生についてどんな思いでいた

のだろうか?死は人生苦からの解放という言葉があるが、母が亡

くなったとき、やっと母は解放されたのだ痛感したものだ、私自

喪失感はあるもの、その気持ちは今も変わらない。