団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

老いと記憶の衰えとつきあう

2024年08月22日 | 老後の生き方

顔はわかるけど名前がでてこない、漢字が思い出せない、家の

カギをかけただろうか?2日前の夕食の献立は何?こんな経験

は高齢になると誰もが経験してるような気がする。

 

「老いと記憶」の著者増本康平氏によると物忘れが頻繁にある

と認知症になるのではないかと不安になる人は多い、私もその

ひとりである、脳には1000個の細胞があるが記憶機能の多

くを担う大脳皮質の神経細胞は20歳から90歳にかけて10

%ずつ減少すると言われてる。

 

加齢に伴う記憶機能の低下は個人差があるが避けることはでき

ない、特に75歳以降は心身の機能の低下が日常生活の問題と

して顕在化すると言われてる、だから今の自分をを受け入れる、

そして記憶の衰えとつきあう、それでいいと思っている。


貧困にあえぐ一人暮らしのシニア女性

2024年08月21日 | 老後の生き方

困窮した若年層女性の問題がクローズアップされる一方でさら

に深刻といわれるのが死別や離別によって単身になったシニア

女性の貧困である、現在生活保護を受けている世帯は約164

万世帯、そのなかで65歳以上の高齢世帯が約半分を占めてい

る、そして問題なのは単身高齢者のなかで7割を占める女性の

困窮と言われている。

 

経済的に追い詰められる背景としては収入が少ない、資産がな

い、家族や友人などの援助が期待できない、生活保護に抵抗が

ある、そして配偶者との死別、離別、特に夫が自営業者の場合、

国民年金のみ加入のため遺族年金が出ない、また本人も年金未

加入のため老後の年金収入をあてにできないケースがあること

が困窮の原因といえる。

 

やはり核家族が進み非正規雇用がこれだけ増えた現代社会に即

した年金をはじめとしる社会制度を作っていかない限りシニア

の貧困、特に一人暮らしのシニア女性の困窮問題は解消されな

いと私は思う。

 


自分を生きてる人は強い

2024年08月20日 | 老後の生き方

サラリーマン漫画の「釣りバカ日誌」にでてくるハマちゃんは

建設会社のサリーマン、会社で尊敬されてるわけでもなく年収

も高くはない、だから彼より高い評価を受けている人は世の中

にたくさんいるけれどハマちゃんは「釣りバカ」で満たされて

る、他のところでちょっと評価が低くても気にならない。

 

これは上田紀行氏の著書「生きる意味」に書かれており、ハマ

ちゃんを一点豪華主義で生きてる人と表現している、満たされ

ていればほかの事にそんなに拘らない、一点豪華主義の人の満

足度は高いので自分を生きていると言える。

 

私たちは子供から大人になるにしたがってハマちゃんのように

一生の友となるようなものに出会れば人生の満足度は高いかも

しれない、それは人それぞれ違う、例えばつらいことがあって

も患者の笑顔が見ればほっとするという看護師、犬や猫といれ

ばやすらぐという人、音楽が一生の友という人、孫の成長が楽

しみという人、登山をした時の達成感がたまらないという人、

料理が生きがいという人、いずれにしても一つでもそういうも

のを持ってる人、一点豪華主義で自分を生きてる人は強いと思

っている。


病院の待ち時間「3時間待って診察3分」

2024年08月19日 | 老後の生き方

今は亡き母の付き添いで訪れていた大学病院、いつ行っても混

雑していた、世の中にはこんなに病人がいることに驚く、当時

87歳の母は重度の緑内障と白内障を患ってた、最初の担当医

師からは月1回、曜日と時間が指定された。

 

診察の前に視力、眼圧の検査があったが毎回14時の予約であ

ったが診察を受けるのは17時だった、そして診察は3分足ら

ず、それから会計、調剤薬局での待ち時間、終わると正直、疲

れがどっとでたものだ、なぜ予約時間どうりに診察できないの

か?疑問だった、看護師に聞いたら14時の予約の人は午前中

から来てるという、そんな馬鹿なと思った。

 

1年後別の担当医師に替わった、その医師にはそれから6年間

お世話になったが、ほとんど予約時間どうりで最低15分以上

の診察時間で的確なアドバイスをもらえた、そして前任の医師

が高齢を理由に否定的だった白内障の手術を薦めてくれ母が9

0歳のとき両目を手術してもらった、同じ病院でもこんなに違

うのかと実感したものである、だから病院の待ち時間の長さを

「3時間待って診察3分」と言われてることは実際あることで

ある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


遺産は兄へという父に不満の60代女性

2024年08月18日 | 老後の生き方

60代の夫と二人暮らし、90代の父を3年前に引取った60

歳女性が相談者の「人生相談」の記事に注目した、母が病気で

倒れ認知症を発症して入院したことで両親の生活が一変したと

いう内容である。

 

兄に相談したら自分は引取れないの一点張り、仕方なく同居す

ることになったが問題はお金、夫婦二人の生活は年金のみで貯

金はほとんどないので余裕が無ない、父はわずかながら生活費

を入れてるものの遺産は兄に渡したいという、しかし父の面倒

と母の見舞いとなにかとお金がかかるのに遺産は兄にという父

に不満だという相談内容だった。

 

この相談への回答は相続権(法定相続分、または遺留分)があ

るしまた現在かかった費用については領収証をとっておくこと

が相続のときに役にたつとアドバイスしてる、本当は兄からの

仕送りをしてもらうなり主張すべきだろうけど回答者が言うよ

うに最近の老親介護は優しい子がバカをみる、気の弱い子がバ

カをみるというのは本当かもしれない。


「いくつに見えます?」と言う人の心理は

2024年08月17日 | 生き方

エッセイストの酒井順子氏が年齢のマナーについて年齢なんて

関係ないというフリをしつつも実は年齢にものすごくこだわっ

ているのが日本人であると語っている。

 

 

実際「いくつに見えます?」この台詞を言う人は大概、自分は

実年齢より若いと思っている、だから実年齢より若い数字を答

えてくれることを期待している、だから間違っても実年齢より

上の年齢を言おうものなら気まずい雰囲気になるのがわかるも

のである。

 

 

実際若ければ若いほどよいという風潮があることも確かである、

それが齢を重ねれば重ねるほど強くなるのが日本人なのかもし

れない、「若く見えますね」というフレーズが、何歳の人に対

してもこの上ない褒め言葉であることは間違いない。

 

 


70代の平均の歯の本数は

2024年08月16日 | 老後の生き方

人間の歯の本数は上下で28本、親知らずを含めると32本、

現在は医療や生活環境の進歩により長生きできるようになった

が歯の寿命はどうだろうか?8020運動!80歳になっても

自分の歯を持っていよう、80歳で20本の歯があれば何でも

おいしいものを食べれるということで歯医者で治療を受けると

ギリギリまで抜歯はしない。

 

噛むことのメリットして唾液が増えることで胃腸に負担が小さ

い、脳の活性化を推進するのでボケにくい、免疫力を高めるな

どがあげられ、入れ歯の咀嚼能力は自前の歯の半分といわれて

る、そういえば私の両親は60歳前後で二人とも総入れ歯だっ

た、だから認知症になったのだろうか?と思うことがある。

 

70代の平均の歯の本数は16本、約3割の人が総入れ歯で2

0本以上持ってる人は46%、それでも30年以上前と比較す

ると10本も増えてるだけに進歩してるといえる、私自身、歯

が丈夫でないので3ヵ月に1回クリーニングに通ってメンテナ

ンスしてる、その効果もあり、かろうじて21本が自分の歯で

ある、なんとか80歳まで20本を保っていたいものだ。


亡くなった親の年金不正受給が後を絶たない

2024年08月15日 | 親子

親が亡くなったら死亡届を区役所や市役所に提出、そして葬儀、

諸々の手続き、年金事務所に受給権者死亡届を提出することに

なってる、しかしここ数年、年金受給目的の死体遺棄事件が起

きてることは憂慮すべき事態である。

 

2年前兵庫県明石市で父親の遺体を6年間放置、市に届けず父

の年金として現金約920万円を詐取した42歳男性(無職)

が逮捕された事件、当然死体遺棄罪で起訴されて有罪が確定す

ると「3年以下の懲役」に処される、さらに不正に年金を受給

してるとなると詐欺罪も成立する。

 

現在公的年金を受け取ってる人には生存確認として「年金受給

権者現況届」という名称のはがきが送られてくる、そして必要

事項を記入して返送する方法だが、あくまでも自己申告制なの

で上記の事件の様に死亡してるのに生存してると提出すれば継

続して払われるという盲点があるだけに不正受給が後を絶たな

いのかもしれない、それにしても親が亡くなったのに放置し、

おまけに年金を不正受給するなんて信じられないし決して許さ

れることではない。

 

 


76歳女性の投稿記事にほっこり

2024年08月14日 | 老後の生き方

新聞の投稿記事76歳女性の「学校ごっこ 楽しく脳トレ」に

注目した、ご主人は82歳で昨年まで自営業をしていた、夫婦

で一緒に楽しむ方法を考え、小学校の授業の時間割のように実

践することにしたというエピソードが書かれてた。

 

1時間目は国語で漢字やクロスワード、2時間目は算数で数理

パズル、授業中にご主人が居眠りしたら「せんせーい、〇〇君

が寝てまーす」と声をかける、休憩時間はコーヒーとチョコレ

ート、体育は6千歩以上の散歩で買い物兼ねたり、美術館や公

園に行ったり、科目は日によって異なるが毎日続け夫婦で楽し

んでるという、なんて素敵なご夫婦なんだろうか、文面からほ

のぼのとしたものが伝わり、なぜか朝から心がほっこりした気

分になった。

 

結婚生活は決してきれいごとだけではすまない、生い立ち、育

ち、環境が違った二人が一緒に暮らすわけだから、いいことば

かりではない、それでも老後はお互い思いやりを持って日々愉

しみを見つけ過ごすことが大切、「学校ごっこ 楽しく脳トレ

」の記事から夫婦のありかたを教えられた気がした。


老いとともに悩みは深くなっていく!?

2024年08月13日 | 老後の生き方

何もしたくない、何も考えたくないと厭世的になることは長い

人生のなかではよくあることで、この齢になってもそんな気分

になることがあるものである。

 

若い時はお年寄について、人間的に熟成され達観して風格があ

り、悩みなどないのではないかと思ったものだ、でも今その齢

になって見ると、そんなことはない、老いとともに悩みは深く

なっていくというのが実感である。

 

心や体がガス欠を起こしたときは人生を振り返り楽しかった出

来事を思い出す、だからといって生きる苦痛の根本的な解決は

できないけれど、過去の思い出には現在をどう生きればよいか

のヒントがあるもので、自分と真摯に向き合ういい機会だと思

っている。