教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

民主党の裏切りを象徴する長妻昭の年金引き下げ発言 new!!                

2011年12月05日 15時14分42秒 | 国際・政治

 長妻昭が国民年金引き下げは止むを得ないと言ったのだ。

 考えてみるがいい。

 民主党政権交代のきっかけを作ったのは年金記録不明という
一大不祥事であった。

 この事をきっかけにわが国の年金制度の欠陥が暴露され、年金
支給の不明、不平等、不正が一気に噴出した。

 長妻昭という無名の民主党議員が一躍有名になったのは、自民党
政権下の官僚主導の年金制度のいかさまを舌鋒するどく追及した
からだ。

 その長妻昭は政権交代後の民主党政権で晴れて厚生労働大臣
となり、年金改革を行なうはずだった。彼の役目はそれしかない。

 ところが官僚の反対にあってあっさりとそれを放棄してしまった。

 それが長妻昭の裏切りのはじめである。

 官僚に取り込まれた仙谷との争いに敗れた結果だと当時さんざん
報道されたものだ。

 しかしそれは違う。

 もし長妻昭が本気で年金改革を行なうつもりなら出来たはずだ。

 民主党執行部と決別して闘うことは出来た。

 しかし長妻昭はそれをしなかった。

 保身のために年金改革をあきらめた。

 今では民主党政策調査副会長となって民主党政権中枢に居座っている。

 そして12月3日のNHKの政治討論番組での発言だ。

 物価が下がっている事を理由に年金額は引き下げられるべきだと言った。

 私はわが耳、わが目を疑った。

 ただでさえ崩壊している年金制度だ。その事は皆が知っている。

 その年金制度の抜本的改革を怠り、年金を苛斂誅求よろしく徴収し続け
ながら、支払額を引き下げるという。

 悪しき厚生官僚そのままの姿だ。

 私が、この上ない怒りを込めて、長妻昭こそ「民主党政権の裏切り」を
象徴する政治家であると糾弾する理由がそこにある。
                                          了                                                  

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