医療介護CBニュース 6月14日(火)13時2分配信
「夏かぜ」の代表的な疾患で、高熱や口腔内に水疱などを伴うヘルパンギーナが西日本で流行の兆しを見せている。国立感染症研究所がまとめた5月30日から6月5日までの週の全国の患者報告数によると、西日本を中心に患者が増えており、35都府県で前週の報告数を上回った。患者が増加傾向の自治体は手洗いなど感染予防の徹底を求めている。【新井哉】
5月30日から6月5日までの週の全国の患者報告数(小児科定点医療機関約3000カ所)は、前週比68%増の定点当たり0.42人。6週連続で増加した。
都道府県別では、香川が2.71人で最も多かった。以下は、佐賀(1.91人)、広島(1.67人)、島根(1.61人)、鳥取(1.58人)、福岡(1.42人)、滋賀(1.22人)、山口(1.13人)、大阪(0.9人)、岡山(0.78人)、徳島(0.7人)、京都と大分(共に0.69人)、熊本(0.6人)などの順だった。
感染の拡大に伴い、警報基準値の6.0人を上回る地域が出てきた。西讃保健所管内(6.5人)で警報基準値を上回った香川県は「県全体で増加している」と説明。滋賀県でも高島保健所管内で警報基準値の1.5倍の9.0人を記録した。同県は「全県で過去5 年の同時期と比較して最も高い値」として警戒を強めている。
ヘルパンギーナは、高熱や口腔内の水疱・発赤を主症状とするウイルス性疾患で、乳幼児が罹患するケースが多い。2-7日の潜伏期間後、38度以上の発熱や口腔内に水疱が現れる。2-4日で熱が下がり、7日程度で治癒する。
熱や口腔内の痛みで、食事や水分を十分に取れず、脱水になるほか、熱性けいれんや髄膜炎、心筋炎といった合併症を生じる可能性がある。患者のせきや、つばなどに含まれるウイルスによって感染する。』
天候が、おかしいからではないでしょぅか。
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