教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

天木直人のブログ 赴任することなく終わるワインスタイン次期米国駐日大使

2020年07月08日 17時00分26秒 | 国際・政治

天木直人のブログ

『赴任することなく終わるワインスタイン次期米国駐日大使』より、転載させて頂きました。

2020-07-08

 

 

 

 ハガティ前米国駐日大使が日本を離れたのは昨年(2019年)の7月末だったから、米国の駐日大使が不在のまま、もうすぐ1年が経つ。

 

 日本は米国にとって重要な国のはずなのに、一体トランプ大統領はいつになったら大使を派遣するのか。

 

 そう思っていたら、やっと今年(2020年)3月にトランプ大統領はケネス・ワインスタイン「ハドソン研究所」所長を指名した。

 

 その事を私は3月17日のメルマガ第160号で次のように書いた。

 

 「報道によればハドソン研究所はトランプ政権に近く、ペンス副大統領の対中国強硬演説の会場にもなったという。

 

 安倍政権にも近く、日本はハドソン研究所の日本部新設に5億6千万円の寄付までしているらしい。

 

 新大使の着任で対米従属が一層進むだろう。

 

 しかし、心配には及ばない。

 

 そうなる前にワインスタイン大使は帰任することになる。

 

 彼が着任する頃は、トランプ大統領はバイデン候補との一騎打ちで頭が一杯だ。

 

 それよりもなによりも、トランプ大統領はコロナ対策で頭が一杯だ。

 

 そしてコロナ対策の失敗で大統領選に負ける可能性が出て来た。

 

 そうなれば新大使はお役御免だ。

 

 つまり新大使は、着任したと思ったら帰任する事になる。

 

 新大使が日本に無茶な要求して来ても、聞き流すだけでいいのだ。

 

 そう思えば腹も立たない」と。

 

 それから更に4カ月がたった。

 

 その後ワインスタイン大使が議会承認を得たという報道を見た記憶がない。

 

 やはり私の予想通りに、着任したらすぐに帰任する可能性が出て来た。

 

 そう思っていたら、とんでもない。

 

 ワインスタイン氏は赴任すら出来ないかもしれないのだ。

 

 ワインスタイン氏は、前代未聞の幻の米国駐日大使で終わるかもしれないのだ。

 

 情報月刊誌の最新号(7月号)が報じた。

 

 課題山積の米国議会での大使承認プロセスが店ざらしになっており、先がまったく見通せなくなってきたと。

 

 まだ議会承認すら得られていなかったのだ。

 

 これでは赴任は無理だ。

 

 8月に入れば大統領選一色になる。

 

 そしてトランプ大統領はコロナ対策や中国との対立で、他に何も手が付けられない状態だ。

 

 しかも大統領選で敗れる可能性が出て来た。

 

 「赴任したらすぐ帰任することになる」どころの話ではない。

 

 「赴任しないまま終わる」事になりそうなのだ。

 

 どっちにしても歓迎すべきことである(了)

 

 

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