シラウオ生食で寄生虫か 青森で百人超が皮膚病変
2022年11月29日 掲載 2022年11月29日秋田魁新報 更新
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皮膚にかゆみや腫れが現れる皮膚爬行症(ひふこうしょう)の患者(青森県保健衛生課提供
青森県は29日、寄生虫に起因してかゆみや腫れが出る「皮膚爬行症」とみられる患者が9月下旬以降、県内で約130人に上ったと明らかにした。多くの人が淡水魚のシラウオを生食しており、一部の検体からは寄生虫の一種「顎口虫がつこうちゅうを確認。県は顎口虫が皮膚の下をはうことで起きた症状とみて、生食をしないよう注意を呼びかけている。
県によると、いずれも命に別条はない。患者の多数が、小川原湖(青森県東北町)名産のシラウオを生で食べていた。
顎口虫の幼虫が寄生する淡水魚や動物の肉を加熱せずに食べると、幼虫が皮下組織に移動し、かゆみや腫れを引き起こすことがある。
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