大阪府は31日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、感染が急拡大し重症者の増加と医療体制の逼迫(ひっぱく)が想定されるとして、新型コロナ特別措置法に基づく「蔓延(まんえん)防止等重点措置」の適用を国に要請することを決定した。政府は大阪府の要請を受けて検討。適用されれば全国初となる。

 吉村洋文知事は会議で、感染拡大状況について「完全に右肩上がりで、ここ1週間の伸びが非常に高い」と指摘。「異動の時期で歓送迎会など感染リスクが高い場面が増えている。より一段強い対策を実施する必要がある」と述べた。