教育カウンセラーの独り言

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‘ ニュース 社会 濁流から住民救った警察官2人、直後に流され行方不明に

2018年07月15日 18時26分10秒 | ニュース

 

濁流から住民救った警察官2人、直後に流され行方不明に

07月14日 21:58

 『豪雨で立ち往生していた被災者を誘導中に土石流で流され、行方不明の山崎賢弘さん(29)の捜索現場。見守る山崎さんの母親の美智子さん(59、中央)は「大勢の方々に捜していただき感謝しています。今でも息子にどこかで生きていて欲しいと思っています。命があることは普通ではなく、特別なことなのだということに気づきました。警察官として職務を全うした息子を褒めてやりたい」と話した。父親(60、右)は「1分1秒でも早く姿を見せて欲しい」と話した。=2018年7月14日午前11時32分、広島市安芸区矢野町、小川智撮影

(朝日新聞)

 6日午後7時半ごろ、広島市安芸区矢野町の山あいの道を、橋本幸治さん(60)は車で広島県呉市の自宅へと急いでいた。車内には妻と長女もいた。

 

 雨が激しく降り注ぐ中、信号で止まった橋本さんの車の前方から、土砂と濁流が押し寄せてきた。車が6台ほど巻き込まれていた。

 

 「これはだめじゃ!」。橋本さんの車も巻き込まれ、しばらく流されて止まった。周りの泥水はどんどん水位を上げていった。

 

 2人の若い男性の姿が見えたのは、そのときだ。流れてきた車の1台から降りた2人は、ひざまである濁流の中、橋本さんたちの車に駆け寄ってきた。

 

 「警察です。逃げましょう」。警察官を名乗る私服姿の2人は、周りの車にいる人たち全員に声をかけて避難を促した。10人が集まった。激しい雨と近くの川が流れる音で、互いの声が聞き取れない。2人の警察官は声を張り上げた。「上の方に避難しましょう!」

 

 斜面の上に向かって数メートル歩くうちにさらに水位が上がり、腰くらいまで水につかった。「ここは危ない」。2人の指示で近くにある高架の広島熊野道路を目指し、100メートルほど引き返した。

 

 そこへ2回目の土砂が襲った。前と後ろで電柱が2本、火花を散らしながら倒れるのが見えた。

 

 「いつでも助けを呼べるように」と、橋本さんは服に包み込むようにして持った携帯電話を、手放さないよう力を込めた。

 

 10人は列を作るようにして近くのガードレールにしがみついた。「これがベストの避難方法だったよねえ」。後ろの方で警察官2人が話す声が聞こえた。

 

 地鳴りがした。「何かきよる! 何かきよる!」。橋本さんの長女が叫んだ。

 

 3回目の土砂が濁流と一緒に流れてきた。真っ暗で何も見えない中、「圧迫感のある何とも言えない物体が、ぞろぞろと車をつぶしながら流れ落ちてきた」。

 

 橋本さんはガードレールをつかんで必死に耐えた。後ろを振り返ると、警察官2人を含む3人の姿が消えていた。

 

 残された7人は「助けてくれー!」と叫び続けた。橋本さんの長女はツイッターに現状を投稿し、助けを求めた。約2時間後、県警などに救助された。

 

 「警察官の方がいなければ、全員が車の中で死んでいたかもしれない。心から感謝している。早く見つかってほしい」。橋本さんはそう願っている。

 

■捜索見守る2人の親

 

 行方不明の2人は、広島県警呉署交通課の晋川尚人(しんかわなおと)さん(28)と山崎賢弘(かつひろ)さん(29)。6日夜、署での勤務を終え、1台の車に同乗して帰宅する途中だった。

 

 「土砂が来た! 土砂が来た!」。午後7時45分ごろ、呉署に晋川さんから混乱した声で電話があった。同じ頃、父の芳宏さん(54)が晋川さんに電話すると、話し中の音が流れた。もう一度かけたがまた話し中。数分後、3度目の電話をかけると、電源が入っていないとの通知が流れた。

 

 「心配になったが、待つしかなかった」。このときを最後に、晋川さんとの連絡は取れなくなった。

 

 「目の前に困っている人がいると黙っていられない子」だと父は言う。

 

 刑事が主役のドラマや映画が子どもの頃から好きで、大学卒業後、警察官になった。昨年10月に広島県海田町に家を新築した。長男は5月に2歳になった。「はよう出てきてくれ」。父は捜索現場に通い続ける。

 

 もう一人の警察官、山崎さんは4人兄弟の次男。母の美智子さん(59)は「思いやりのある子」と言う。

 

 高校時代は運動会で応援団長を務め、自ら立ち上げたバドミントン部では部長だった。』

 

 警察官になり、広島市内で77人が犠牲になった4年前の土砂崩れ現場でも救助活動に加わった。「土砂災害の怖さは身にしみてわかっていたはずなのに」と母は悔やむ。

 

 東広島市の実家で母は野菜を作っている。行方不明になる数日前、「近々取りに来んさい」と電話で息子に伝えたばかりだった。(大滝哲彰)』

 

赤坂自民党亭で、酔っ払い極楽政治屋の安倍一族朗等よりも警察官の使命をまつとうした鏡です。真の日本の国士です。

 

 

 

  

日本の国士


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