息苦しい世の中で 自由に語り合える空間を

自由でも民主でもない この日本を もっともっとよりよく変えていくことができるように たくさんの知恵を語りましょう。

木訥な そして哀しい主人公 「ナイフの行方」 山田太一

2018年09月16日 23時32分21秒 | こんな本を読みました
 3年前に発行された本だ。
 最近の山田太一の描く主人公は、木訥、頑固、誠実、自信のなさ、そんな性格の男が多い。
 自らがそうだからか、昨今の老人の傾向だと思っているのか。そんなことはどうでもいい。

 ドラマの台本だけに、1時間と少しで読み終わる。
 「語らせないで」描く、山田太一の、お得意の手法だ。

 これも私にとっては、重い、いや重苦しい作品だ。
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杉田水脈氏 藤岡信勝氏 らに欠けていること 2つ

2018年09月16日 22時42分27秒 | あれこれと
「自民党の杉田水脈(みお)衆院議員が同性カップルを念頭に「生産性がない」などと主張した問題で、きっかけとなった寄稿を掲載した月刊誌「新潮45」が「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」とする企画を10月号で掲載することがわかった。寄稿をめぐっては、人権侵害などとして撤回を求める声や批判があがっていた。

 18日発売の10月号では、8月号に掲載された杉田氏の寄稿「『LGBT』支援の度が過ぎる」について、「見当外れの大バッシングに見舞われた」と説明。「特別企画」とうたった1ページ目に、「主要メディアは戦時下さながらに杉田攻撃一色に」染まったと書き、「LGBT当事者の声も含め、真っ当な議論のきっかけとなる論考」を届けるとしている。論考は、教育研究者・藤岡信勝氏の「LGBTと『生産性』の意味」、文芸評論家・小川栄太郎氏の「政治は『生きづらさ』という主観を救えない」、元参院議員・松浦大悟氏の「特権ではなく『フェアな社会』を求む」など7本。

 杉田氏は寄稿で、「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」などとしていた。世論の反発を受け自民党は8月、「問題への理解不足と関係者への配慮を欠いた表現がある」として、杉田氏に今後注意するよう指導したとの見解をホームページに掲載した。新潮45編集部は、批判や掲載経緯などについてのこれまでの朝日新聞の取材に対し、「個別の記事に関して編集部の見解を示すことは差し控えさせて頂きます」と答えていた。」(朝日)


 杉田水脈衆院議員は、おそらく真面目に自分が正しいと信じているのだろう。何を考えようと、彼女の勝手だが、残念ながら、彼女に足りないのは、人の意見を素直に聞く力と心。また、「自分の意見を相対化」して考え直してみる謙虚さ。
 この2つだけだが、それらは彼女にとって、(誰にとってもそうだが)致命的なのだ。
 だから、何を言われても、彼女は持論を曲げないだろう。謝罪もしないだろう。そして、批判者をことごとく「敵」と見なすだろう。
 
 久しぶりに、記事の中で「藤岡信勝」の名前を見た。
 ああ、まだ御用学者として活躍して(しようとして)いるのだなと、哀れな末路に心が痛む。(本人はそんな自覚はないかもしれないが)
 彼女とは、新しい歴史教科書をつくる会の同志だから、守るのは当然か。
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自分の人生に伴走するもの 安室・サザンはちがったなあ

2018年09月16日 00時55分06秒 | わたしごと
 残念ながら、安室さんも、サザンも、私の隣にはいなかった。
 嫌いというよりも、特に興味がわかなかっただけだが。
 歌に興味がなかったわけではないし、それ相応の俗的な興味は持ち合わせてもいたし。
 
 藤圭子のツヤのある唇に魅了されて、その結果、歌も覚えたこともある。
 シモンズの可愛いハーモニーが好きだった時もある。
 丸山圭子(字があっているか不安だが)の大人びた歌唱を気に入っていたこともある。
 天地真理の「天使のような」笑顔と、鼻にかかった声とのギャップに心が乱れたこともある。

 大学時代にバイトでバーテンをしていたころは、カセットテープの「カラオケ」で、洋楽から歌謡曲、演歌、フォークと、なんでも歌えた時代もあった。みなさんと同じように、自分の思い出の中には、だいたいにおいてBGMが絡みついているものだ。

 安室さんについては、2つだけ関わりがあるかな。
 1つ目は、運動会の組体操で「Hero」を使わせてもらったこと。
 2つ目は、なぜか分からないが、「えーいえんだよね」という1フレーズだけ歌えること。なんという曲かは知らないが。

 音楽というものは、なぜこれほど、たくさんの人の必需品なのだろうか。

 私にとっては、本より上位の位置を占めることはないが。
 しかし、無意識に歌っていることも多いことを考えてみると、案外「空気」のように、意識しないまでも生きる上では必須のものなのかもしれない。

 ちなみに、よく一人で口ずさむのは・・・

 「Let It Be」「恋人たちの神話」「思い出のセレナーデ」「人とし生きるために」「まぼろしの翼とともに」
 
 
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