息苦しい世の中で 自由に語り合える空間を

自由でも民主でもない この日本を もっともっとよりよく変えていくことができるように たくさんの知恵を語りましょう。

死刑について

2018年07月28日 21時14分01秒 | わたしごと
 死刑は「解決」ではない。
 あくまで「落としどころ」なのである。

 したがって、死刑を執行してとしても、被害者の、そして周囲の人たちが心がおさまったということもないだろう。

 なぜ裁判までして、犯罪の動機を調べたり、状況や理由を問うことをしたりするのだろう。

 私がクラスで、子どもの言い分を聞くのは、「許す」ためである。
 どうしてやったの? それは今考えるとどう思うかなあ? それを君がされたら、君はどう感じるかなあ?
 そして、これも「落としどころ」として、相手に謝罪をする。

 「許さない」という選択肢もあるが、教育の現場ではほとんど見られないかもしれない。

 殺人は別格だということも、分からなくはない。
 もう、被害者は戻らないからである。

 たとえ権力だとしても、人を殺すことは許すべきでない。
 「許す」ことを前提にした刑罰であるべきだと思う。「許せない」という判断なら、死ぬまで服役させればいい。(終身刑)

 そして、なによりも、なによりも、「人は判断をまちがえる」のだと考えるべきだ。そのために、冤罪の可能性を否定しきれない以上、死刑によって事件を終わらせてはならない。

 
 何回でも書くが、死刑は解決ではない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする