今日、下村氏、衆議院政倫審出席。自民党、裏金関係議員の処分へ

　裏金問題で、今日、注目されている安倍派元幹部下村博文氏の衆議院政治倫理審議会の審議がようやく行われる。

　一時、安倍晋三元首相が裏金つくりは止めようと言った際の会合に出ていた４人の内の１人だが、その内先の衆参倫理審に出た元幹部はその会合の真相で齟齬が出ているが、下村氏から新たな事実が吐露されるか。

　最も注目されるのは、下村氏を嫌っていると言われる森喜朗元首相の裏金つくりへの関与について真実を話すか否かであるが、恐らく期待できないのではなかろうか。

　下村氏の政倫審出席については、これまで出る出ないでもたもたしていたが、出ると決まったのは恐らく党幹部から余分な話をしないよう釘をさされそれを承諾したからだろう。

　一方、岸田文雄首相は、裏金問題に関与した議員の処分を茂木俊充幹事長に指示したという。

　しかし、茂木氏自身も別の形で裏金作りをしていることが指摘されているので、果たして公正な処分ができるのかこれも疑問だ。

　また、裏金つくりに関連する議員が多すぎて、処分の内容によっては党事態が機能不全に陥る可能性もある。

　ただ、処分が形だけに終われば、それはそれでまた新たな批判に繋がる。苦渋の処分指示を出した岸田首相はさらにジレンマに陥りそうだ。「関連：３月１２日」