岸田内閣支持率上昇。解散総選挙に怯える自民党議員

　JNN（TBSテレビ）の世論調査で岸田文雄内閣の支持率が７％上がり２９．８％と久しぶりに上昇した。

　しかし、一方で自民党・公明党の連立政権継続を望む声が３４％、立憲民主党など野党への政権交代を望む声が４８％と現行政権にノーを突き付けられた。

　岸田内閣の支持率が上がったことに対し、自民党内では困惑の声が高いという。岸田氏が支持率アップに自信を得て近々に衆議院を解散されたらたまらないということのようだ。

　つまり、JNNでたまたま支持率が上がったとしても、依然として低率であり、議員の地元の状況など肌で感じる空気はとても安心できるものではないという危機意識が募っているようだ。

　加えて、先の３選挙区の補欠選挙で自民党が不戦敗を含めて３連敗したことですっかり自信を喪失しているようだ。

　特に、安倍チルドレンと言われている当選１回の安倍派議員は戦々恐々のようだ。

　しかし、岸田氏の党総裁の任期は今年の９月。岸田氏がそれまで解散なしで総裁選に再出馬することは難しく、再任を望むとすれば、総裁選までどうしても解散総選挙を行って一定の勝利を得るしか道はないとされる。

　９月まで残り４か月。岸田氏は少しでも支持率が上がった状況で解散総選挙に打って出る可能性を否定できない。「関連：４月３０日」