カレー再発見 :カレーでストレス抑制 茂木健一郎さん講演→カレーはごはんと一汁三菜を一つの皿に盛った物

カレー再発見フォーラム:カレーでストレス抑制　茂木健一郎さん講演

2012年06月20日毎日ｊｐ

「カレー再発見フォーラム」に登場した茂木健一郎さん

拡大写真

　カレーの健康効果を科学的に検証し、研究結果を発表するイベント「カレー再発見フォーラム」が19日、東京都内で開かれ、脳科学者の茂木健一郎さんが「意欲維持・ストレス抑制に対するカレーの機能性」というテーマで講演を行った。茂木さんは、カレーを食べることによって、単純作業のストレスや疲労感を抑えられることがあるという研究結果を発表し、「私は週2〜3回、カレーを食べているのですが、朝からカレーを食べるとトップスピードで仕事ができる。ずっと考えていたことが科学で確認できた」と笑顔で語った。

　茂木さんは、現代社会ではストレスを抱えている人が増加していることを指摘しながら、カレーに含まれるスパイスが自律神経の活動に影響を与える効果があると言及。20〜50代の男性50人を対象に、簡単な二択問題に取り組む合間にカレーの香りをかいだり、作業後にカレーを食べることによってストレスや疲労感が軽減できるかを調査するため、ストレスを感じた際に分泌される唾液アミラーゼや問題の回答時間を測定する実験結果を発表した。

　実験によると、作業後にカレーを食べた被験者とスパイスを抜いたカレーを食べた被験者を比較すると、前者の方が唾液アミラーゼの分泌が抑えられ、ストレスを軽減できたという。また、作業の合間にカレーの香りをかぐと、かがない場合よりも回答時間が速くなり、モチベーションを維持することができたと発表した。さらに、20〜30代の男性6人にも実験を行い、脳波を解析したところ、同様の結果が得られたという。

★

１．カレーと言ってもいろいろあります。茂木さんが言われたことはカレーのスパイスの効果を言われえているのです。

２．脳科学者が言われること、正しい食事を考える観点から補足したいと思います。
食事には長期的に見て（一時的には問題にしなくてもよいが）栄養バランスが良くなくてはなりません。

３．栄養とは何か、人は、生きて、仕事をし、子を産み育てる、・・・そう言う活動を健全に行うためには、必要な栄養を欠かしてはいけないのです。それは約７０種ほどあります。その栄養素が不足すると、いらいらしたり、切れたり、だるくなったり、病気になったり・・・いろいろ支障が来るのです。

端的な例が、食事抜きで仕事はできません。１食ぐらいは辛抱できても、はらへって勉強も仕事も身が入らなくなります。例えばお菓子ばっかり食べていると、カロリー的には足りていても、偏食であり栄養失調になるのです。そうなると脳は何かが足りない何かが足りないとシグナルを出します。これがいらいらであり、それが満たされないと切れやすくなるのです。

また、朝食を食べずに学校に行っても、脳に必要なブドウ糖が補給されていないので脳は働かないので、勉強に身が入らないし食場でも仕事はできません。ということで栄養バランスよく食べると言うことが食事で重要な原則と言えるのです。

４．理想的な食卓は「ごはんと一汁三菜」で食卓をそろえることです。その点」カレーはどうでしょうか。一品料理と思われている方もいるかもしれませんが、
ごはんはあります。一汁は・・・カレーは汁が入っています。副菜は・・・たまねぎ、にんじん、じゃがいも、トマト、大根葉、その他冷蔵庫にあるもの適当に、主菜は肉を入れてバッチリ。カレーはごはんと一汁三菜を一つにまとめてお皿に盛ったものといえますね。栄養バランスは８０点くらいはあるでしょう。これに似たもので親子丼、牛丼などもありますが、コレラはやや野菜不足気味ななりがちです。

５．後の２０点は？食材の品種をあと５品くらい入れられないでしょうか。
入れられない人は漬物を考えましょう。

私の提案は「ピリッと　なすのわさび漬けの素」（ダイショー）というのがあります。スーパーのなすの売り場に置いてあると思います。

なすのわさび漬けの素ですが、なすだけでなく漬物になりそうなもの、大根、きゅうり、にがうり、おくら、みょうが、ぴーまん、・・・何でもありです。

改めて袋を見たら「オクラ、長いも、ぶばしめじ等でもおいしい、と書いてありました。それらを適当に切ってビニール袋に入れて「なすのわさび漬けの素」を振りかけてまんべんなくふりかかるように揉んで冷蔵庫に入れておくと、２０〜３０分で食べられるようになります。

そのほかに食後のトマトやミカンがあれば１００点満点になります。

６．なお、主食、副菜、主菜の割合は３：２：１と言われていますが、これは学生さんやサラリーマン等エネルギーを必要としている人で、ダイエット食としては主食２、副菜２、主菜１くらいの割合にする等調整が必要です。

どうしてもおいしい食事にしようとすると主菜に割合が大きくなっれ来ます。或いは油を使う料理が多くなります。このことが欧米の食事の特色で、欧米人に肥満が多いのはそのためです。

７．ということで、カレー十把一絡げに言うのでなく野菜たっぷりの栄養バランスカレーが大切なのです。