正しい食事を考える会

食が乱れている中どういう食事が正しいのかをみんなで考え、それを実践する方法を考える会にしたいと思います。

TPPには今すぐ参加しないと国益を損なうー元駐米大使の斉藤邦彦氏

2011-10-28 | 食事教育
昨日(10.25)プライムニュースに出ておられた、元駐米大使の斉藤邦彦氏は「条約とか協定を結ぶとき国同士が交渉して、自国にとって満足できる内容であれば締結する。参加する。自国の利益に合わないと思えば参加しない、或いは締結しない。これは外交交渉のごく普通にあることです。条約が出来たが自分の国にとっては簡単に入れないと思えばはいらない・・・と言うことはごく普通のこと、それが外交の原則である」と、更に「協定は結ばないこともあるかも知れないよ、と言って交渉に入っても良くない。淡々と冷静に交渉に参加しますと手を挙げて参加すべき・・・交渉は利害得失を持った国が交渉しているので・・・今大切なことはこれから発展するであろうアジア地域の経済成長、経済発展を共有できるかどうか、そのためには私はモメンタム・・・時の勢い、そてをまさにTPPは持っているわけです。それに乗り遅れることは日本の利益を大きく損なう、従って今はとにかく交渉に参加する、事を決めるべきです。どうしても気に入らなければ入らなければいい。玄葉外相さんの発言は誠実的というか、交渉をやる上では及び腰ではダメだよという発言だろうと思うのです。それはそれで分かります。交渉参加した上で入らないと決めるデメリットと最初から参加しないデメリットは同じだと思う。基本的に両方とも大きなデメリットがある。TPPはアメリカの都合だとそれに乗ってはいけないとと言う意見があるがTPPはアメリカの関係とストレートに考えてはいけないと思いますそれぞれの利害があってアメリカもいろんなことがあって考えていると思いますが、今9か国これからも増えてゆくでしょうから、まさにアジア太平洋地域で自由貿易体制を作ろうとしている訳でその時に入った方が日米関係に良いとか、良いとは思いますが、入らないとまずい方無理してはいるとか、そう言う意味合いで考えるのは私は間違いと思います。オバマ大統領におみやげとか、普天間の失政の補完とかそう言う次元の話しではない。まさに日本の将来を左右する問題だと思うんです。・・時間をかけて真剣に議論をしてくれば良かったのですが、管内閣で参加の方針を打ち出した後、何故かちゃんとした議論が行われなかった。官僚レベルはずーっと準備をしてきたと思います。政治レベルでは真剣に議論がなされませんでした。それは残念です。けれとも先ほど申し上げた時の勢いというものが有りますから、この機会を外す、あと半年延ばす、一年延ばすと言うことをやれば益々、交渉に参加した後の日本の立場というのが悪くなってきます。どんどんいろんな事が決まっているわけですから、そろそろ最後に近づいているのかも知れませんね。1年半くらい前からやっていますから、・・延ばすのは意味がない
ですね。今決めるべきだと思います。・・・日本がTPPに参加したから日中関係が悪くなると言うようなことはない。いわんや交渉に参加する事を決めただけで、日中関係、日ロ関係にマイナスになると言うことはあり得ない。それから中国のような国の場合注意しなければならないことは、ああ言う独裁体制の国ですから、トップが決めれば
あっという間に何でも出来るのですね。仮に、今はそうなってないようですが、中国がTPPにはいると決めたら、これは国の中の議論とか一切不要であっという間に入るかも知れませんから、今から中国の関係を考える必要はない。」

私はこの方の考え方を採用しようと思います。

翌日(11.26)のプライムニュース「日本創建への10のシナリオ④には経団連副会長の坂根正弘氏が出演されていてTPP参加を主張されていた。

その内容は聞くに値するものでした。近いうちにアップします。どこかでアップされていないでしょうかねー。


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1 コメント

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no philosophy (noga)
2011-10-29 20:53:53
永遠に待ちの政治では、迅速な対応はできない。どこまでも停滞気味である。

現実の内容は、「世の中は、、、、、」の内容であり、理想の内容は、「あるべき姿」の内容である。これは非現実である。
日本語には時制がなく、日本人は現実 (現在) と非現実 (過去・未来) の世界を独立させて並行して言い表すことが難しい。
非現実 (理想) に向かうための現実対応策が語れない。
現実から理想へと一足飛びに内容が飛ぶ。言霊の効果のようなものか。その過程が明確にされない。

時制を考慮することなく自分の思った内容を述べようとすると、現実肯定主義派と空理空論 (曲学阿世) 派のどちらかに分かれることになる。
これでは政治音痴は止まらない。
両者は話が合わない状態に陥り、議論ができない。そこで、悪い意味での数合わせで、民主的に、物事を決するしかないことを日本人は心得ている。
だから、多数がとにかく足並みをそろえる大連立の構想には意味があると考えられているのであろう。

守旧派の世界は理想的ではないが、過不足なく成り立っている。革新派の世界は穴だらけで成り立たないことが多い。
安心と不信の背比べである。だから、政治家は静観が多く、意思決定には手間を取る。
静観には現在時制を働かせるだけで十分であるが、意思決定に至るには意思(未来時制の内容)の制作が必要になる。
意思の制作に未来時制が必要であるということは、自分が意思を作って示すことも他人から意思を受け取ることも難しいということになる。
つまり、社会全体が意思疎通を欠いた状態のままでとどまっているということである。
それで、勝手な解釈に近い以心伝心が貴重なものと考えられている。

時代に取り残されるのではないかという憂いが常に社会に漂っている。
英米人の政治哲学に基づいて次々と繰り出されてくる条約締結の提案には、ただたじろぐばかりである。
自分たちには、哲学がない。理想もなければ、それに向かって踏み出す力もない。
筋道を明らかにされることのない指導者からの励みの要請に民は閉塞感を持っている。玉砕戦法のようなものか。
だから、我々は耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ必要に迫られることになる。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812

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