老人(としより)の目(『ある年寄りの雑感』)

「子どもの目」という言葉がありますが、「年寄りの目」で見たり聞いたり感じたりしたことを、気儘に書いていきたいと思います。

番組の途中の交通情報

2016-11-12 16:46:47 | インポート
今朝は久しぶりにNHK第一放送の「ラジオ文芸館」を聞いた。
竹西寛子の「五十鈴川の鴨」を、中條誠子アナウンサーが朗読していた。

番組の終わり近く、女客が主人公の男にしみじみと話をしている途中に、突然、交通情報が割り込んだ。そのため、折角の話がだいなしになってしまった。
交通情報が終わって元の放送が再開されても、一部が途切れたままだから、聞いているほうは頭の中で欠けた部分を補いながら話の続きを聞くということになり、しんみりした話がごたごたしてしまった。

交通情報が必要な人がいることは認める。だから、情報を入れるなと言うのではない。前から言っているように、その交通情報が必要でない人が元の放送を続けて聞けるように工夫すべきだ、と言うのである。
つまり、元の放送をカットして新たな情報を流すのでなく、元の放送を低く流して、その上に新たな情報を入れればいいのである。現在の技術なら、それぐらいのことはできるはずである。我々凡人には一度に七つの声を聞き分けることはできなくても、二つの声ぐらいなら聞き分けられるはずである。新たな情報が必要な人はそれを受け取り、その情報が不要な人は、元の番組を聞き続ければいいのである。

──ということを前々から主張しているのだが、一向に改善が見られず、いつも放送を中断して交通情報などを流しているので、甚だ迷惑している。
断っておくが、緊急の情報、例えば大きな地震の情報などの場合は、元の放送を中断しても已むをえない。これは言うまでもないことである。
本来同時には一つの情報しか流せないというラジオの欠点を、なんとか補う工夫ができないものであろうか。




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2 コメント

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Unknown (kusojiji)
2020-10-22 16:54:56
この番組 長い間 親しんできておりますが 選挙速報でも中断していませんでしたか? ”1分を争う話か” と憤りを感じた覚えがありますが 最近は そういう中断がないのは改善? それとも当方の錯覚?
<ウルマンの例の詩のことを思い出し 検索していたら 貴ブログに出会いました>
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Unknown (M.Asakaze(管理人より))
2021-05-13 10:52:25
kusojiji 様へ
コメント、ありがとうございました。ご返事が大変遅くなって申し訳ございません。
番組を中断しての交通情報・鉄道情報は、相変わらずのようですね。
私のNHKへの希望は、その他に鉄筋の建物の中でも聞けるラジオの開発ですが、これもスマホで聞けばいいじゃないかというのか、そもそもそういうラジオは作れないのか、一向に反応がありません。
ラジオ深夜便は、スマホなどではなくラジオで聞きたいものです。鉄筋の建物に住んでおられるお年寄りは多いと思われますが、そういうお年寄りはラジオ深夜便はお聞きになっておられないのでしょうか、いや、聞きたくても聞けないでおられるのではないでしょうか。
ご返事ついでに、日ごろの思いを書かせていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。

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