NHKについて、2回ほど苦情を述べ立てたので、ここでNHKラジオから普段学んでいることを書いて置こう。
月曜日から金曜日までの、毎朝6時43分ごろから55分ごろまでは、「ビジネス展望」がある。ここではそれぞれの道の専門家による、政治・経済、時事問題等についての解説があって参考になる。
続いて、7時台になると、7時のニュースのあと、7時26分ごろから「ニュースアップ」があり、NHK解説委員による時事問題についての解説がある。そのあと、7時32分ごろから36分ごろまで、国際部記者による「ワールドリポート」がある。
以前は、8時の定時ニュースの後に、8時5分ごろから「時の話題」があったが、残念ながらこれは最近なくなってしまった。
毎週土曜日の朝、第二放送で、6時から7時まで「文化講演会」がある。これは、日曜日の夜9時から10時まで放送されているものの再放送であるが、日曜の夜9時からは総合テレビでNHKスペシャルが放送されるので、その時間にラジオを聞く人は少ないであろう。それで、土曜日の朝に聞くとよい、と思う。
この「文化講演会」では、毎回興味深く、為になる話が聞けて、たいへん勉強になる。
土曜日の朝、第一放送の8時5分からは「ラジオ文芸館」があり、NHKアナウンサーによる朗読で短編作品を聞くことができる。これは時々聞くだけであるが、聞くといつも、なかなかいいなあ、と思うことが多い。
日曜日の朝には、6時40分から50分までは、「著者に聞きたい本のツボ」があり、話題の本の著者に直接話を聞く形で本を紹介していて、これも面白く、参考になる。
7時40分から52分ごろにかけては、「日曜訪問」があり、8時5分からは皆川達夫さんによる「音楽の泉」もある。
そのほか日曜の朝には、第二放送の午前6時から45分まで「古典講読」(土曜午後5時~45分の再放送)があり、引き続いて6時45分から7時25分まで「こころをよむ」がある。これにはそれぞれテキストが発売されていて、やや本格的な学習という感じの番組である。興味のあるものについてはテキストも買って随分聞いたが、最近は億劫になってとんとご無沙汰してしまっている。
再び第一放送に戻って、「ラジオ深夜便」の4時台の「明日へのことば」も参考になる話が多いが、うっかりすると睡眠不足になるので、これはたまにしか聞かない。
というわけで、NHKラジオは結構聞いているが、なにしろラジオは寝床で寝ながら聞くことができるのでたいへん便利である。しかも、イヤホンを使えば周りの人の迷惑にもならない。ラジカセを使えば、ここはという内容は、直ぐ録音することもできる。ただ、寝ながら聞いていると、うっかりすると途中で眠ってしまい、肝心の部分を聞き洩らしてあとで悔やむことも多い。
以上、NHKラジオから学ぶことについて、思いつくままに書いてみた。