しゃちくんは野良猫ブログ

30年以上前になりますが自分探しのためにバイクで日本一周。
そして今、会社を畳んで田舎暮らしの準備中です。

大工が居なくなるぜよ

2015-01-07 00:10:20 | 主張
昨夏より書きたくて写真は撮ってありました。

当店在庫の針葉樹合板です。



インドネシアの森林を破壊してると言われたラワン合板に代わる

国内の木材で作れる合板として登場して普及した。


実は森林を破壊してるのは日本向けに輸出されるラワン合板用に

森林を伐採してるのが原因とされてきたが調査をしてみると

地元で古くから行われていた焼畑農業が森林を破壊してたのが真実です。

建築資材を海外に求めた日本の商社は古くから伐採方法を検討して

植林事業にも出資して森林の再生にも力を注いでいたのです。


焼畑農業で大量に作付して収穫してるのは欧米資本だったりする。

学校で習ったプランテーション(大規模農法)ですね。

植民地の熱帯雨林を燃やして安価な作物を作らせているのは白人です。

日本の商社は責任をなすりつけられただけです。

それを問題視してNHK等でも大きく取り上げて特集番組も放送した。

左翼マスコミの大好物でもあるんだよねぇ…

そして日本企業が撤退すると中国企業が入り込んで

喰い荒してしまう方が深刻な環境破壊を引き起こしてしまう現代。


報道機関はこういう部分こそきちんと取材して訴えるべきだよ!

話がかなり脱線してしまいましたね(-_-;)


このような経緯があって針葉樹合板は普及したのですが…

国内の針葉樹(杉や桧)を原料にロータリー単板(大根のかつら剥きみたい)では

丸太が細くてコストがかかったり、杉だと強度が低かったりして

ロシアより松丸太を輸入して加工してたりする。

確か国内の木材を原料にして作る事ができるがスタートだった筈?

「安けりゃ良い」が生み出した矛盾でもあるのです。


その針葉樹合板の表面に押されたスタンプです。



釘の長さと打つ間隔で建物の強度認定が決められているのです。

現場で大工が筋交いを入れて釘の打ち方を工夫すれば強度が得られるのに

職人の技術のムラがあって一定していないから認められない時代。

職人の創意工夫が求められない建設現場ってことでしょう。

技術の習得よりも1時間にどれだけの釘を打つことが出来るかみたいな

スピードが求められて能力給が認められなくなってしまった。

私はこれが職人不足の原因だと考えてます。


元々職人は1日幾らで雇われる日雇い制度が定着してる。

仕事がある時だけ雇用され健康保険から年金まで自分で掛け金を支払い

安定性に欠ける非正規雇用でもある。

多くの職種で学歴不問だったから職人になる若者も多かったし

若くても稼げる仕事だったはず。

何でしょう?コスト管理が厳し過ぎるのかな?

仕事に制約が多すぎて自由度が無くなってしまったからだろうか?

キツイ仕事の割に稼げないとなれば若者は職人になりたがらない。







コメント (4)
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