しゃちくんは野良猫ブログ

30年以上前になりますが自分探しのためにバイクで日本一周。
そして今、会社を畳んで田舎暮らしの準備中です。

You Keep On Moving

2014-02-20 00:10:20 | 音楽関連
以前の記事で紹介したイアンギランを追い出したディープパープルは

高音部を得意とするボーカリスト デヴィットカヴァーデルと

ベースのグレンヒューズによるツインボーカルとなり

アルバムBURNを発表して大成功をおさめた。

ステージ上ではフロントの2人のボーカルが目立ち過ぎて嫌になったのか

ギターのリッチーが脱退してトミーボーリンが加入したけど

薬物中毒でやがて死亡、ディープパープルも解散してしまう。

そんな悲しい末路を予感させる曲だよね。。。


Deep Purple - You Keep On Moving 1975



昨年5月に全ての地域で警戒解除された福島。

事故を起こした福島第一原発から半径20kmを立入規制をして

住民は避難をして動物は置き去りにされた悲劇ではあるけど

一握りの勇敢なボランティアさんたちの活躍で

多くの犬猫が救い出されたのはご存知の方も多いでしょう。

私は猫シェルターにキャットフードを届けておりました。

警戒区域の中は未知の世界のままだった。

まさかの事故から2年で全ての警戒解除に期待したけど

何も変わらないというか変われない福島だと思う。

先が見えないのは辛いですね。

自家用車をシェルターに届けてから一年になる昨年の7月

キャットフードを届けた後、これが最後になるだろうから

今まで入れなかった場所をこの目で見ておこうと行動した。

最初に向かったのは「希望の牧場」です。

置き去りにされたあげく被曝の影響で商品にならない家畜は殺される。

それではあまりにも可哀想だと牛を生かして育てている。

南相馬市の県道を南下すると浪江町入り口のバリケードで先に進めない。

未舗装の脇道に手書きの看板を見つけて入る事が出来た。

牧場の敷地は本来、立入禁止の場所にあるのです。

その辺の事をブログ記事で書いた途端に

「場所が特定できるような記事はボランティアさんの活動に支障が出る」と

記事の削除を求める嫌なコメントが入った。

左翼というより社会主義国家に迷い込んだ気分でした。

脱原発運動が盛んな希望の牧場代表の吉沢氏は名前が知れ渡っているし

私が所有する道路地図にも吉沢牧場が記載されているから

住所が分からなくても辿りつける場所です。


その希望の牧場で育つ病気の子牛の安楽死を巡って批判が相次いでいた。

元々、酪農とは牛を育てて食用として出荷する職業だから

可哀想だとか放血という殺し方が間違っているとかの批判はズレてるんだ。

安いコストで牛が成長してくれれば儲けが増える生業でもある。

決死救命を叫び多くの牛を救ったことには共感できたが

最近は「原発事故の生き証人」として

牛の本来の寿命をまっとうしてほしいよりも

被曝した牛の悲惨さを伝えるために生かされている気がする。

冬の間、牛に与えている餌は汚染された餌だしね。

牛を殺すのは可哀想だがスーパーで売っている牛肉は美味しいみたいな

身勝手な屁理屈もまかり通ってしまう現代日本。


脱原発では福島は復興できないと私は思う。

避難住民の言葉に「この先30年は自宅に戻っての生活は無理」とあるけど

広島や長崎から学んで欲しいよね。

住民が帰宅しようという機運が生まれなければ何も解決できないはず。


この夏、国内で数か所の原発が再稼働します。

また再稼働反対の声があがるだろうけど

事故後の福島をどうするかとは切り離して考えなければいけません。

そして福島は東北電力管内であり浜通りで発電した電力は

首都圏に売電して地域経済が成り立っていることも否定してはならない。

大消費地の東京都知事選でも脱原発を訴えた候補は伸び悩んだ。

これが有権者の現実的な選択であったことも認めるべきだし。


今日は女子フィギアの話題でもちきりだろうけど

あえて書き溜めてあったこの記事をアップしてみた。










コメント (4)
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