しゃちくんは野良猫ブログ

30年以上前になりますが自分探しのためにバイクで日本一周。
そして今、会社を畳んで田舎暮らしの準備中です。

材木屋のこれから

2010-10-08 06:07:01 | 仕事のはなし


6日(水)は浦安の東京中央木材市場で記念市が行われた。

材木屋はこの市場のセリで材木を買う。

全国各地から集められた良材を競って買うのだ。

相場勘や目利きなんてのは市場で養われるものだ!

私の前職は建築の設計事務所の所員でしたから

右も左も判らないまま市場で勉強した。

またそうすることが顔見せでもある。

1枚の伝票で数十万から数百万もツケで買うのだからね。

会社の看板を背負っているから木場半纏に誇りをもって袖を通す!





市場へ来れば同業者の二代目・三代目と顔見知りにもなれる。

同じような境遇で育った仲間でありライバルでもある。

真面目な奴も居ればただのスケベ野郎がいる。

金持ちのボンボンが居れば貧乏野郎もいる。

舵取りは自分で行う自営業者こそ自己責任で生きているんだ!

結果が良かろうが悪かろうが自分の行いが全てを決める。

悪い事は他人や社会のせいにする現代の風潮には腹が立つ

それを助長している民主党は大嫌い!



そうそう、この材木市場が売れないし

材木屋が欲しいものがセリにかけられないのだ…

住宅市場はただ安いものばかりを要求するからなのだが



売る側としては値の張るものを売りたい↑


国土交通省の建物の中には常にハウスメーカーの連中がうろついて

自分達の商品が有利になるように働きかけているらしい…

住宅性能表示やら火災保険料率が安くなるように導いてみたけど

良い住宅の条件とはかけ離れてしまったようだ。

一生、建築に関わる仕事として家業を継いでみたけれど

最近、ちっとも面白いとは思わない。

この話、まだまだ続きます…



コメント (4)
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