TRANS.Bizより「トマス・アクィナス」の思想とは?『神学大全』など著書も紹介 を紹介します。
目次です。
- 1 「トマス・アクィナス」の思想とは?
- 1.1 トマス・アクィナスは中世最大の「キリスト教神学者」
- 1.2 トマス・アクィナスは「スコラ哲学」の代表者
- 1.3 「哲学は神学の婢(はしため)」であるとした
- 1.4 アリストテレス哲学とアウグスティヌス神学を統一した
- 2 著書『神学大全』とは?
- 2.1 「神学大全」とは「神学の集大成」のこと
- 2.2 「神論」「人間論」「キリスト論」からなる三部構成
- 2.3 聖書やアウグスティヌスからの引用を駆使した
- 2.4 他にも膨大な著作を残した
- 3 まとめ・おすすめの入門書紹介
ギリシアで盛んになった哲学は、中世には下火になりました。
真理を追究する哲学は、キリスト教になじまなかったのです。
数少ない哲学者が、今回のトマス・アクィナスです。
哲学というよりは神学の哲学的解釈と言えるでしょう。
この時代の巨人の一人です。
まとめを紹介します。
トマス・アクィナスは著書『神学大全』において、アウグスティヌスを土台とする神学の思想を体系的にまとめ、そこに新しいアリストテレスの解釈を行い、信仰と哲学を統一しました。
西欧の哲学を理解するとき、キリスト教の教義の理解も不可欠ですが、『神学大全』そのものを理解することは困難であるといえます。トマス・アクィナスやアウグスティヌスの思想への理解を進めるためには、まず入門書として以下のような新書が参考になります。