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ヒュームと因果律の否定【有限性の後で#10】

2024-03-13 06:10:54 | 哲学の窓

ヒュームと因果律の否定【有限性の後で#10】

*1 有限性の後で p137~ *2 有限性の後で p139 「事物のみならず、自然法則までもが実在的に偶然的であると主張するのは、馬鹿げていると思われる。なぜなら、もしもそれが真だとするならば、自然法則は、いかなる理由もなしに、実際にいつも変化していることが可能なのだと認めねばならないであろうから」 □参考文献 有限性の後で: 偶然性の必然性についての試論 https://amzn.to/3Xk4suq 思弁的実在論入門 https://amzn.to/3k8n16s 思弁的実在論と現代について: 千葉雅也対談集 https://amzn.to/3CCdPxT モノたちの宇宙: 思弁的実在論とは何か https://amzn.to/3CYpjfp


1 コメント

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ああいえばこういうChaGPT (神はサイコロ遊びをする)
2024-03-13 08:10:05
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタインの理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。多神教的などこかなつかしい日本的なものたちによって。

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