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「ベンサム」の思想「功利主義」「パノプティコン」とは?名言も

2020-02-23 06:15:23 | 哲学の窓
TRANS.Bizより「ベンサム」の思想「功利主義」「パノプティコン」とは?名言も を紹介します。



目次です。
1 「ベンサム」はどんな人物? 
  • 1.1 ベンサムは生涯を法律の改良に捧げた 
  • 1.2 ベンサムは「功利主義」の創始者 
  • 2 「ベンサム」の思想と著書とは? 
    • 2.1 ベンサムの「功利主義論」とは「快楽をもたらす行為が善である」という思想 
    • 2.2 功利性の原理は「最大多数個人の最大幸福」 
    • 2.3 「パノプティコン」は功利主義にのっとった刑務所の構想 
    • 2.4 ベンサムの主著は『道徳および立法の諸原理序説』 
  • 3 「ベンサム」の名言を紹介 
  • 4 ベンサムの思想を発展させた「ミル」の『功利主義論』とは? 
    • 4.1 ミルは「質的功利主義」を提唱した 
  • 5 まとめ 

 このブログでは 
哲学入門34 ベンサム 功利主義

カントは、道徳は動機を大事にしていました。
しかし、ベンサムは否定します。結果を、快い結果(功利)があるかどうかで判断しました。
その結果重視の考え方が、功利主義なのです。

私たちは、善悪は道徳的なものを言いますが、功利主義の人たちは「役に立つものが善」そうでないものが悪なのです。

役に立つ = 快楽が得られた = 幸福になる = 善

最も大きな快楽が最善の行為です。しかし、快楽の基準は人によって違います。
そこで、「最大多数の最大幸福」を主張したのです。ここから多数決の考えが広まりました。
快楽を計算し量で量ったのです。
その計算は、強さ、長さ、確実さ、速さ、多産性、純粋さ、範囲 の7つで計算しようとしました。

まとめを紹介します。 
幸福の原理とは、苦痛に対する快楽の割合を最大化することだとしたベンサムの功利主義の原理は、道徳生活と政治生活の基本に据えられました。 
ベンサムによれば、道徳についてのあらゆる論争は、快楽の最大化と苦痛の最小化という功利主義原理の適用方法をめぐる議論であると言います。 
しかしベンサムの功利主義は、個人の権利を尊重しない形で全体的な効用を最大化することが正当化されるなど、反論も多くあります。 
なお、ベンサムは遺言書で自分の遺体を剥製(ミイラ)の「自己標本」にして、建学の父とされるユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンに保管するように要求し、その通りにされました。その目的は、功利主義にのっとり、自分の死後も自身の身体を役立てるという目的だったということです。 

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