TRANS.Bizより「レヴィストロース」の構造の思想とは?『野生の思考』も解説 を紹介します。
目次です。
- 1 「レヴィ=ストロース」とは?
- 1.1 クロード・レヴィ=ストロースは哲学から民俗学に転向
- 1.2 レヴィ=ストロースは「構造主義思想」ブームの火付け役
- 1.3 ジーンズのリーバイスとは無関係
- 2 「レヴィ=ストロース」の思想とは?
- 2.1 社会には見えない構造がある「構造主義」思想
- 2.2 「構造」とは、変換を行っても不変の属性を示すこと
- 2.3 親族構造を研究して「インセスト・タブー」を解明した
- 2.4 『野生の思考』においてサルトルを批判した
- 3 「レヴィ=ストロース」の著書を紹介
- 3.1 『親族の基本構造』1947年
- 3.2 『悲しき熱帯』1955年
- 3.3 『構造人類学』1958年
- 3.4 『野生の思考』1962年
- 4 まとめ
このブログでは
哲学入門58 レヴィストロース 構造主義
で取り上げました。
レヴィストロースは構造人類学をうち立て、サルトルの実存主義を批判しました。
表面的には異質でも、
文明人の思考と野生の思考には、共通の構造が見られるとしました。
むしろ、自然破壊する文明の方が野蛮であり、未開の地域は自然と共生しているので、学ぶべき態度があるとしました。
ただ、この未開に学ぶという態度も、西洋中心主義の表れかもしれません。
この点で、構造主義も批判されているのです。
文明人の思考と野生の思考には、共通の構造が見られるとしました。
むしろ、自然破壊する文明の方が野蛮であり、未開の地域は自然と共生しているので、学ぶべき態度があるとしました。
ただ、この未開に学ぶという態度も、西洋中心主義の表れかもしれません。
この点で、構造主義も批判されているのです。
まとめを紹介します。
クロード・レヴィ=ストロースは構造主義思想を打ち立て、ヨーロッパ近代の歴史意識を批判し、それによって創り上げられた西欧人のアイデンティティを覆しました。専門分野は人類学ですが、思想家や哲学者にも大きな影響を与えました。
人間の普遍的な思考だとする「野生の思考」は、行き詰まりをみせる現代の共同体を考える上で、読み解くべき思想として改めて注目されています。