豊川稲荷と牧野氏史跡 -1-
2025年4月20日(日)、愛知ウォーキング城巡りクラブ(AWC) 「豊川市牧野城と瀬木城そして豊川稲荷」へ行ってきました。 講師は、七種英康先生です。その様子を、5回にわたって紹介します。
今回紹介するところです。
豊川稲荷
皆さんは何度も行っていると思いますので、テーマをもって臨みたいと思いました。そのテーマとは・・・
「豊川稲荷はなぜここにおかれたのか?」
私は、自宅から2時間かかりました。名鉄電車を利用したのですが、国府からは単線で、とても不便に感じたのです。そこから生じた疑問です。
集合は名鉄豊川稲荷駅
駅前のモニュメント
天筒花火はなぜはじまった?これもおもしろい!
表参道。初詣の頃は超満員。
これはあとで出てきます。
薬師如来像はここから
豊川稲荷は久しぶりです。
72年ぶり!
周辺マップ
境内参拝案内
鎭守堂
鐘楼堂
山門
今川義元が寄進しました。現建物中、最古の建物です。
戦国武将と宗教勢力との関係は本当におもしろい、といったら当事者には失礼ですが、これは、西洋でも同じです。
今でも同じかも?
ここは神社?お寺?
鳥居があるから神社。
でも、妙厳寺 て書いてあった?
狛犬みたいのがいるから神社?
提灯があるのはお寺!
豊川稲荷が神仏分離政策を免れた理由が書かれていました。検討が必要ですが・・・
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妙厳寺(豊川稲荷)の住職や関係者が、豊川稲荷の本尊である「ダキニ真天」はインド由来の仏教守護神であり、日本古来の神ではなく仏であると強く主張し続けたため。
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明治政府の分離圧力に対し、寺側が全力で抵抗し、政略や巧みな交渉力を駆使したこと。
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徳川幕府時代から有力旗本などの信仰を集めていたため、社会的な影響力や後ろ盾があったこと。
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住職の英断や胆力、時には危険を冒してまで寺院の存続に尽力したことも大きな要因。
これらの理由により、豊川稲荷は神仏分離による廃仏毀釈の波を奇跡的に免れ、今も神仏習合の形を残す数少ない寺院といわれています。
紋は「稲荷紋」
「稲荷」とは「稲」を積んだ「荷物」のことなのです。
文字起こししてみましょう。
豊川いなり大本殿
寒巌義尹禅師がご感得、ご自作の端巌妙相をそなえられる豊川吒枳尼真天通称「豊川いなり」のご本体が祀られており、全国幾千万のご信者の信仰の中心でありご祈祷の根本道場である。
御真言は「オンシラバッタニリウンソワカ」と申しご参詣の人々は、このご眞言を唱えて拝礼しご加護を受けられたい。
当寺二十九、三十三十一世の三代にわたる大本殿新築の大願は明治、大正、昭和の三世代に跨って信者の信心を凝集して昭和五年春竣工し落慶大開帳が行われた。
建物は総檬造、妻入二重屋根三方向拝の型をとり間口十間七分五厘(十九、三五メートル)高さ百二尺(三十、六メートル)奥行二十一間四分三厘(三十八、五九メートル)丸柱直径八寸(二十四センチ)のもの、直径三尺(九十センチ)のもの計七十二本が使われ内部は内陣般若殿、施主殿に区
画され内陣は本尊「豊川吒枳尼真天」が奉祀してありその厨子は、諏訪ノ和四郎の作で屋根の瓦に至るまで朱漆塗りで精巧に彫刻を配し稀に見る巧緻精麗な出来栄えは拝観者の讃嘆するところである。
更に両脇祭壇には伏見宮家より贈られた毘沙門天、有栖川宮家から贈られた聖観世音菩薩、その他諸仏、諸菩薩の像及び諸仏具等が安 されている。
明治時代に至り有栖川宮家より「豊川閣」の大額が下賜され大本殿内に掲揚されている。
当寺を「豊川閣」と呼ぶのは、この因縁によるものである。
長くなりました。
バスガイドぶらり旅 vol.59 日本三大稲荷 豊川稲荷
次回は、豊川稲荷Ⅱです。
豊川稲荷と牧野氏史跡 -1- -2- -3- -4- -5-
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