TVドラマ「俺の家の話」に文化ホールが出てきた!
TBSのTVドラマ「俺の家の話」はプロレスラー出身の能役者をめぐるドタバタ喜劇、すじがぶっ飛んでて面白いドラマですが、1月29日放送の第2回に「文化ホールが出てきた!」と、ちょっと評判になっています。
(「大田文化ホール」なんて壁に書いてありますが、習志野文化ホールですね)
(モリシア1階ですね。左からTOKIOの長瀬智也さん、車イスに座っているのが西田敏行さん、介護をしている女性が戸田恵梨香さん)
その文化ホールについて、ブログ読者から投稿がありました
「モリシア」(旧サンペデック)は、レストラン棟(千葉工大側)、文化ホール、オフィス棟(奏の杜側)のすべてを合わせて1つの建物です。3階以下は1つにつながっていますよね。「区分所有建物」と言って、文化ホールは分譲マンションの一部屋(専有部分)と同じことです。マンションの建て替え決議があると、一部屋だけ「私は反対」といって空中で頑張っていることが出来ないのと同様、文化ホールも「モリシア」全体と運命を共にすることになります。
赤く囲ったのが法的に1つの建物
船橋市とちがって習志野市は文化ホールのことを自分で決められない
習志野文化ホールと同じ頃に出来た船橋市民文化ホールは、先日報道があったように、直接土地の上に建っていて「区分所有建物」ではありませんから、所有者である船橋市が補修してまだ使おうと思えば、船橋市だけで意思決定できます。そこが習志野とは決定的に違うところです。
船橋市民文化ホール、西武跡地に移設せず(船橋よみうり) - 住みたい習志野
ではなぜ、「区分所有」などという手法で習志野文化ホールを作ってしまったのか。なぜ50年で老朽化してしまうような施設にパイプオルガンなど付けたのか。今さらながら、疑問が次々と沸いてきますね。
「音楽のまち習志野」のシンボル、習志野文化ホールは一体どうなる?パイプオルガンは?(投稿) - 住みたい習志野
「文化ホール建て替えへ」と言っても、要はまたカネがかかる話。そして、新ホールもまた、新しい商業施設の中に組み込まれたものになるのでしょうから、さらに50年経って次の建て替えの時期が来れば、必然的に文化ホールもまたまた建て替えになる話。そうなってくると、はたしてこれから作ろうという新ホールが、今のホールと同じようにクラシック専用の仕様で、パイプオルガンまで必要なものなのかどうか。それとも公会堂、多目的ホールがあればそれで充分なのか。よくよく考えてみる必要がありますね。
「プラッツ習志野」の失敗を繰り返さないために、今考えることが大切
そして、「プラッツ習志野」のように、市役所頼みですっかり出来上がってしまってから「使い勝手が悪い」「こんなはずじゃ…」と言ってみても始まりません(情報を充分市民に公開せず建設を強行した市役所も市役所ですが)。市民一人ひとりが、文化ホール建て替えについてはよく考えて、自分の意見を持つことが必要でしょう。特にこの42年間、あなたは何回あのホールに足を運んでクラシック音楽を聴いたのか。何回オルガンを聴いたのか、といったことを思い出しながら、各ご家庭でも話題にしていただきたいと思います。