隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

0279.屋上物語

2002年08月29日 | 短編集
屋上物語
読了日 2002/8/29
著 者 北森鴻
出版社 祥伝社
形 態 新書
ページ数 215
発行日 1999/04/10
ISBN 4-396-20653-4

 

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デパートの屋上にあるお稲荷さんの狐が語り手の連作ミステリー。
バビロンの空中庭園が現代に甦った(と狐が言う)のが、ここデパートの屋上。 老若男女が集い、憩うこの場所に、年齢不詳の“さくら婆ァ”のうどんスタンドがあり、極上のうどんを食べさせる。だが、 さくら婆ァはうどんを食べさせるだけではない。 あるときデパートの女性店長の息子が、デパート内で万引きで捕まり、女性店長は責任を感じて、屋上から飛び降り自殺をするという事件が起こった。 ところが息子の万引きは本人の意思ではないことをさくら婆ァは見抜く。そして・・・。(はじまりの物語)

その筋のお兄さんまでびびらせる、さくら婆ァの活躍は続く。

 

初出誌(月刊「小説non」)
# タイトル 発行月号
1 はじまりの物語(「屋上物語」改題) 1997年11月号
2 波紋のあとさき 1998年1月号
3 SOS・SOS・PHS 1998年3月号
4 挑戦者の憂鬱 1998年5月号
5 帰れない場所 1998年7月号
6 その一日 1998年9月号
7 楽園の終わり 1998年11月号

 

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