女を脅した男(英米短編ミステリー名人選集) THE MAN WHO FRIGHTENED WOMAN,etc. |
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読了日 |
2000/2/1 |
著者 |
ルース・レンデル Ruth Rendell |
訳者 |
酒匂真理子・深町眞理子他 |
出版社 |
光文社 |
形態 |
文庫 |
ページ数 |
344 |
発行日 |
1998/10/20 |
ISBN |
4-334-76104-6 |
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の作者の名を知ったのは本ではなく、TVドラマだった。WOWOWが本放送の前にある期間、試験放送として無料で放送していたことがあり、たまたまその時期にBSチューナー内蔵の大型テレビを買った僕は、番組の中に「ルース・レンデル・ミステリー」というタイトルで、ウェクスフォード警部シリーズが放送されることを知り録画した。そこで初めてルース・レンデルというのがミステリ作家であることを知る。
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ドラマは本場英国のミステリらしく、よくできたドラマだったので、いつか原作も読もうと思っていた。この本は、会社の近くの行きつけの書店で、見つけて買ったもの。わが国で独自に編纂された作品集で、日常生活の中のちょっとした行き違いなどを題材とした、心理描写のよく効いたちょっと恐い短編集の中に、「ウェクスフォードの休日」他4篇のウェクスフォード警部シリーズが含まれているが、残念ながらドラマの原作はなかった。(後にミステリチャンネルで「ウェクスフォードの休日」が脚色されたドラマが放送された。邦題は同じ「ウェクスフォードの休日」だったが、原題は”Acilles Heel(アキレスの腱)”と改題されていた。
収録作品
# |
タイトル/原題 |
紙誌名・発行時 |
1 |
女ともだち The New Girl Friend |
EQMM '83年8月 |
2 |
女を脅した男 The Man Who Frightened Woman |
EQMM '82年1月 |
3 |
父の日 Father's Day |
EQMM '84年8月 |
4 |
時計は苛む The Convolvulus Clock |
EQMM'85年8月 |
5 |
雑草 Weeds |
EQMM '89年3月 |
6 |
愛の神 The Man Who was the God of Love |
EQMM '95年3月 |
7 |
カーテンが降りて The Fallen Curtain |
EQMM '74年8月 |
8 |
ウェクスフォードの休日 Inspector Wexford on Holiday |
EQMM '78年7月 |
9 |
藁をもつかむ Clutching at Straws |
EQMM '79年10月 |
10 |
もとめられぬ女 An Unwanted Woman |
EQMM '90年12月 |
11 |
追いつめられて The Mouse in the Corner |
EQMM '93年5月 |
註・EQMMはEllery Queen's Mystery Magazine
(エラリィ・クイーンズ・ミステリ・マガジン)