スクランブル 要撃の妖精 |
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読了日 | 2020/03/19 | |
著 者 | 夏見正隆 | |
出版社 | 徳間書店 | |
形 態 | 文庫 | |
ページ数 | 811 | |
発行日 | 2008/11/15 | |
ISBN | 978-4-19-892886-5 |
日前、君津市のジョイフル本田に行ってきた。ジョイフル本田とは、茨城県荒川沖に本拠を構えるホームセンターだ。大きな店舗と多岐にわたる品揃えで、プロの職人からも頼りにされる店だ。何年か前に僕はここで、HARIO透過型ドリッパーV1を買った。
その頃のブログにも書いた覚えがあるが、その円錐型のドリッパーには、専用のペーパーフィルターが必要なのだが、今のところ扱い店はジョイフル本田だけなので、亡くなると君津まで足を運ぶことになる。
まあ、それでもさほど遠いところではないから、行ったついでに細々とした買い物も済ませ、しばらくぶりで隣に位置するBOOKOFFに立ち寄った。ここは僕の居住地である木更津市近郊では、最初にオープンした店だろう。その当初はずいぶん通ったものだが、最近は新たに本を買うことを控えているから、めったに訪れることはなくなった。
例によって、100円の文庫棚から何冊か買ってきた。本書はその中の1冊。
スクランブルシリーズの第2弾だ。第1弾は『スクランブル イーグルは泣いている』で、僕は2015年10月末に読んで、11月初めにブログに投稿している。シリーズ作品だから、順番に読もうと第1作を読んだのだが、たくさんあるシリーズ作品を順番に読んで、その推移を記憶するなどということは、僕にはできそうもないことだ。
にもかかわらず、そんなことを考えるのは、どうせ読むならよりその物語を面白く読もう、ということからだ。しかし、僕の無節操な読書がせっかくの試みも、いつも台無しにしてしまうのが通例だ。
世の中は常に新しく、面白そうな本を次々と出版する。そうした誘惑が僕を襲うから、そんな誘惑に極めて弱い僕は、ついついそっちのほうに目が行ってしまうのだ。
航空機サスペンスはもちろん嫌いではないが、難しい専門用語もあり、そのストーリーの早い展開に合わせて読もうとすると、理解不足になることも禁じ得ない。そのあたりがネックとなるも、そうしたことを勘案しても、そのスピーディな展開や、サスペンスフルなストーリーに魅せられる。
に読んだ『スクランブル イーグルは泣いている』の内容は、すでに記憶の彼方で、折角順番に読もうといった思いが仇になり、今頃第2作を読んでも繋がりが見えてこない。それどころかその時代の趨勢だったのか知らないが、自衛隊への厳しい批判的な環境が描写されていることに、ちょっとした疑問もわく。
しかし800ページを超える大作で、僕の期待したジェット機の操縦テクニックは、3/4を過ぎたあたりからようやく始まる。
戦争に拒絶反応を起こす僕だが、物語の戦闘機の活躍は、また別物なのだ。
昨日から始まったゴールデンウィークの、人の移動は公共交通機関の乗車率や、運行状態を見ればの話だが、緊急事態宣言の要請がおおよそ想定内ではないだろうか。
こればかりは個々人の自覚に頼るしかないのが、なんとももどかしい気もする。
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