隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

0232.沈黙の教室

2002年06月14日 | ホラー
沈黙の教室th>
読 了 日 2002/06/13
著  者 折原一
出 版 社 講談社
形  態 文庫
ページ数 697
発 行 日 1997/05/15
ISBN 4-06-030579-X

 

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48回日本推理作家協会賞受賞作と言うことで読んだのだが、内容が暗く(まあ、一種のホラー小説だから仕方がないのか)長さにいささか辟易する。僕の好みではない。
青葉ヶ丘中学3年A組、悪魔のようなこのクラスに、担任教師が「沈黙の教室」と名づけていた。何者かが発行する恐怖新聞に次々と指名される粛正の対象者。そして、残酷ないじめが行われる。20年後、クラスの同窓会の告知が新聞に載った時、報復を誓う大量殺人を計画するものが・・・・。

読んでいるうちに僕は昔読んだ、雁屋哲氏の原作による「男組」と言う劇画を思い浮かべた。
もちろん内容も、キャラクターも全然別物なのだが、なんとなく雰囲気が似ているような気がして、思い浮かべたのだ。いわゆる、バイオレンス劇画だったが、池上遼一氏が作画しており、僕はこの人の絵が好きだったので、何巻にもわたる長い劇画を楽しんで見たことを思い出した。

 

 

 

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