隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

1741.京都寺町三条のホームズ6.5 ホームズと歩く京都

2017年05月18日 | 短編集
京都寺町三条のホームズ6.5
ホームズと歩く京都
読了日 2017/05/18
著 者 望月麻衣
出版社 双葉社
形 態 文庫
ページ数 289
発行日 2017/04/16
ISBN 978-4-575-51988-4

 

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象情報によれば、当地方も雷雨の恐れあり、ということだったが今午前11時26分現在は、雲が多いながらも陽が差して、気温も上がり暖かくなっている。
昔のことはよく覚えていないが、子供の頃の空模様は今の時期同じようなものだったのだろうか?僕は手足に霜焼けが出来て、腫れあがっていたから、春の来るのが待ち遠しかったことだけ覚えている。
近頃は気象の変化がすべて温暖化のせいになっているようだが、オゾン層を破壊するほどの危険な状態をどう防いでいくのか、難しいことはよくわからないが、文明の発達によりは手に入れたものと比例して、失ったものも大きいのだろう。そんなことを考えるが、一度得たものを手放すことはなかなか難しく、シンプルな生活に戻ろうとしても、思いは空回りするばかりだ。
書いているうちにどんどん話が方向感覚を失っていく、終いには何を言いたいのかわからなくなってくるのが、最近の僕だ。「いやいや前からだろう」というのは僕の中のもう一人の僕だ。

 

 

血液型についての考察、というか血液型で人を分類することがはやった時代、僕はよく二重人格の持ち主だといわれた。しかし、たった4種類しかない血液型で、人間の型を決めてしまうのは少々乱暴な話ではないか。
十人十色という言葉を引き合いに出すまでもなく、たった十人でさえそれぞれ性格や考え方は違うのに、70億以上の人間を分類することは到底無理な話ではないか。
もっともそんなことは誰しも分かっていることで、あれは単なる遊びだったのだろう。それより血液型ではなく、血液そのものにはいろいろな要素、重要なデータが隠されており、そこから病の元を見つけたり、治療法が分かったりと、アレ? 何が言いたいのだっけ? 認知症予備軍の年寄りだ。たわごとをお許し願いたい。

 

 

合よく前回の「オーダーは探偵に・・・」を読み終わると同時に、図書館から予約本の用意が出来たというメールが入った。早速13日(土)に借りに行ってきた。今回は本書「京都寺町三条のホームズ6.5」と「京都寺町三条のホームズ7」の2冊だ。同時に予約してあったが、同時に借りられるとは思っていなかったので、うれしい驚きを覚える。
だが、この6.5というのは本編ではなく、サブタイトルにあるように、今までのシリーズ全巻を通して、家頭清貴が真城葵(ばかりではないが)と訪れた京都の名所を、本編を参照しながら改めての案内が記されて、改めて京都の素晴らしさを満喫できるという仕掛けだ。
巻頭からはシリーズ6巻で紹介しきれなかった、真城葵の18歳の誕生日を祝って、「蔵」の店長がパーティを開いてくれるという、そのパーティの模様が詳細に描かれる。
このシリーズの魅力はもちろんホームズこと清貴と、店のアルバイトである葵との恋模様にもあるのだが、ところどころに表れる、京都の名所めぐりとそれに関しての、清貴の微に入り際に亘る説明だ。

 

 

僕は今更京都に行くような機会は全くないのだが、もし行けるとすれば本書を案内書にして、二人と同じところをゆっくりと回ってみたい、とそんな気にさせる。
3月からカミさんと日帰りバス旅行を楽しんでいるが、彼女はいろいろと病気持ちだから遠くは無理で、いやそれだけではなく遠くへ何泊かといった旅は、経済的にも難しい。せいぜい日帰りバス旅行が今の我が家では精いっぱいなのだ。
名所旧跡の多い京都は魅力的ではあるが、このシリーズを読むことで満足しよう。

 

 

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