隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

0513.横浜赤い靴殺人事件

2004年11月09日 | トラベルロマン
横浜赤い靴殺人事件
読 了 日 2004/11/09
著  者 石川真介
出 版 社 コスミック出版
形  態 新書
ページ数 253
発 行 日 2003/05/01
ISBN 4-7747-0356-7

 

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わず嫌いなのかもしれないが、僕は紀行ミステリーに興味が湧かない。
だからというわけでもないが、テレビで盛んに放送されている西村京太郎氏の「十津川警部シリーズ」や、内田康夫氏の「浅見光彦シリーズ」などを見たことが無い。
その興味の無い紀行ミステリーを石川氏が次々と発表していることを知り、複雑な思いで本書も買った。デビュー作で登場した作中のキャラクターに惚れこんでの事だ。
一女性推理作家が、広域犯罪捜査官を動かすなど余り現実的とは思えないが、肩の凝らないエンタテインメントとして、その間柄にちょっとしたカタルシスを感じる。

推理作家・吉本紀子の寄稿先・週刊スクープ社に寄せられた女性からの投書が元で、彼女は女性を取材する為に横浜のホテルに出かける。
ところがそこで、紀子は屈強な刑事たちの取調べを受けることになった。という幕開きで始まる、童謡「赤い靴」にまつわる物語。

 

 

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