D坂の殺人事件 | ||
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読 了 日 | 2005/03/27 | |
著 者 | 江戸川乱歩 | |
出 版 社 | 春陽堂書店 | |
形 態 | 文庫 | |
ページ数 | 251 | |
発 行 日 | 1987/06/05 | |
ISBN | 4-394-30106-8 |
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がシャーロック・ホームズ以前に、探偵小説が好きになる下地があったとすれば、それは小学校時代に読んだ「怪人二十面相と少年探偵団」だ。
雑誌「少年」に連載されていた?江戸川乱歩氏の怪人二十面相はラジオドラマにもなって、夢中で聞いたものだ。
今のように娯楽の多くなかった当時、雑誌やラジオは何物にも代えがたい楽しみだった。そして、この作品を読んだのはそれから何年か後の中学から高校に進学する頃だったのではないかと思う。
D坂の古本屋の細君が殺された!その死体には生傷がたくさんあった!
D坂のカフェー白梅軒で知り合いになった“私”と明智小五郎は、犯人探しに懸命になった。“私”の推理では明智が犯人かと思われた―表題作―、の他全7編を収録した初期の短編集。
大正末期から昭和のはじめに書かれた作品だが、時代背景を抜きにすれば、今読んでもなかなか面白い。推理物は表題作に、「何者」や「一人二役」など、ユーモアのある「算盤が恋を語る話」、衝撃的な「赤い部屋」等バラエティ豊か。
ラジオ番組の少年探偵団を思い出した。
今となっては、僕の記憶もあまりあてにならないが、少年探偵団が放送されていたのは、夕方だったのだろうか? 1台のラジオは家族に娯楽を与えてくれる大切なものだったから、僕が少年探偵団を聞くことが出来たのは、たぶん夜のゴールデンタイムと言われる時間より早かったのだろう。
半ば消え去ろうとしている、当時の思い出だ。
# | タイトル |
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1 | D坂の殺人事件 |
2 | 何者 |
3 | 一人二役 |
4 | 算盤が恋を語る話 |
5 | 恐ろしき錯誤 |
6 | 赤い部屋 |
7 | 黒手組 |
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