碧空のカノン | ||
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読了日 | 2021/11/03 |
著 者 | 福田和代 | |
出版社 | 光文社 | |
形 態 | 文庫 | |
ページ数 | 355 | |
発行日 | 2015/09/20 | |
ISBN | 978-4-334-76962-8 |
者・福田和代氏は『TOKYOU BLACKOUT』、『迎撃せよ』の2冊を読んで、気になる作家の一人となった。
惚れっぽい僕は面白い作品を読むとすぐに惚れこんでしまうのだが、その反対の場合もありつまらないと感じた際には、もう二度とこの作家の作品は読まないだろうという気になる。
だが、そんな思いもその作家がほかの作品で評判になると、また読んでみようかと気が変わるのだ。
そして、面白くないと感じた作品だって、ある時ふと読み返して、なんでこの面白い作品をつまらないと思ったんだろうと、180度見方が変わることもあるのだ。 そんなことだから、僕は人に本を進めることなどできないのだ。面白くて感動したとしても、独りよがりなこともたくさんあったのだと思うが、それでも人一倍数読んでいるから、そうそう独りよがりな事もないだろうと、思ったりもしている。
僕は読書と同じくらい音楽も好きだ。まあ、ジャンルを問わずと言いたいが、若い頃から好きだったのはジャズだ。まだ結婚する前に、カミさんとサンケイホールにアート・ブレイキーとジャズメッセンジャーズの公演に行って、一層ジャズにのめり込むことになった。
一方では当時住んでいた大原町の映画館・富士館で行われた三波春夫ショーや、島倉千代子ショーなどにも行ったことがあって、歌謡曲も好きだった、

そんなことを書いていると切りも際限もなくなってしまいそうだ。
その頃は音楽や映画、特に映画は娯楽の花形だった。という言い方はいろいろある娯楽の中で、映画が突出しての人気だったというような感じだが、そうではなくてそれに匹敵する娯楽が他に無かったのだ。
今はなき日活の大スター・石原裕次郎氏の全盛時代でもあった。いや、話が尽きなくなりそうだから、映画の話はまたの事にしよう。
ユーチューブでたまたま自衛隊音楽隊の「栄冠は君に輝く」の演奏・歌唱を見て、本書が航空自衛隊航空中央音楽隊ノートという副題がついていることから、興味がわいた。アルトサックスを担当する成瀬花音を主人公としたストーリーは、一月後に長野で開催される“ふれあいコンサート”、そこで演奏される曲の楽譜をそろえるよう頼んだ真弓から、楽譜の一部が見当たらないと告げられた。(第一話 ギルガメッシュ交響曲)を始め六つのストーリーから構成されている。

ょっとそそっかしい所もあるが、努力家の成瀬花音の活躍を描いたストーリーで、僕はミステリーを想像していたら、純然たる自衛隊の音楽活動を描いたものだった。だが、それでも多少は第1話のように、楽譜の紛失事件と言った多少はミステリーっぽいところもあったが・・・。
音楽家の演奏の動画はユーチューブでその多くを見ることが出来て、重宝しているが、僕などはテレビで昔放送された番組がユーチューブで観られることがあり、こちらも重宝している。大橋巨泉氏の司会したジャズ番組や、同様にタモリ氏が司会しているジャズなど、見逃した回などが観られて感激した。
そんなことから、これは前にも書いたかどうか忘れたが、僕はビールはキリン派だが、テレビコマーシャルのサントリー金麦が、以前檀れい氏が担当していたことがあり、僕は彼女のファンなので溌溂として、あるいは茶目っ気を現した彼女の演技に癒されたので、ユーチューブを検索したら、まとめてアップされており、大いに楽しんだ。
こうなると欲しいものは何でもありそうな気もするが、まあ、そういう訳でもない事が後に分かってくる。
またもやなんだか訳の分からない話に終始してしまった。
# | タイトル |
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1 | ギルガメッシュ交響曲 |
2 | ある愛のうた |
3 | 文明開化の鐘 |
4 | インジブル・メッセージ |
5 | 遠き山に日は落ちて |
6 | ラッパ吹きの休日 |
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