悪いものが、来ませんように | ||
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読了日 | 2021/04/01 | |
著 者 | 芦沢央 | |
出版社 | KADOKAWA | |
形 態 | 文庫 | |
ページ数 | 299 | |
発行日 | 2016/08/25 | |
ISBN | 978-4-04-104442-1 |
沢央と言う作家を知ったのは、本書ではなく他のタイトルだったと思うが、残念なことに覚えていない。僕の記憶は日増しに衰えていくようだ。老人性の健忘症か?そんなことを考えると誠に淋しい限りだが、歳をとることと記憶力は一説には無関係だともいわれている。
しかし現に僕の実体験では、若い頃には今のように頻繁に物忘れを起こすことはなかったような気がするのだ。だから、多少は加齢と物忘れも関りがあるのではないかと思うのだ。本の内容とは少し離れるが、と改めて断ることでもないか、僕の記事は本に関するところはほんの僅かで、無駄話が多く自分でも呆れているのだ。
近頃新たに知った女性作家さんはその小説の才能だけでなく、見目麗しさも並大抵ではないと感じているのだ。そうでなくてはデビューすることが出来ないのかと思うほどだ。(そんなことあるわけねえよ!)
と、そんなことを書くと、セクハラだの言葉による暴力だなどと言われかねないが、正直な僕の思いで、決して女性作家を貶めたり、軽蔑したりしているわけではない。むしろ、きれいな女性作家が多く出てくることは読書人としても誠に喜ばしいことなのだ。
と言ったところでプロローグを読み始めて、「僕の好みではなかった!」と感じて、直ぐにこの本を選んで買ったのは失敗だったか、そんな思いが湧いた。
女性心理の悩ましさなどを理解させるようなストーリーは、僕の最も苦手とするところで、すぐにそうした印象をもったから、途中でやめようかと思ったが、折角手に入れた本だからと第1章を読み進めるうちに、だんだんとストーリーに入り込むように進むではないか。プロローグが気にいらないからと言って、読むのを止めていたら、危うく傑作を見逃すところだった。
だが、そうして気に入らない小説を気分を悪くしながら読むことも珍しくはない。だが、もしかしたら僕はまた新たな好きな作家に出合えたのかもしれないと思うようになったのだ。
助産院で働く庵原紗英は、子供を欲しいと思っているが、夫・大志の協力が得られていない。そんな中彼女は大志が浮気していることをスマホから見つけてしまう。柏木奈津子は「別れちゃいなさい」というが、そういう奈津子自身も母や夫と理解しあえていなかった。
そして、大志の他殺死体が発見されて、事態は大きく変わっていく。
さらに、終盤「アッ!」と驚くような展開に、理解が及ばなくなるような感じを受けて、今までの何気ないストーリーの変遷が、まさかと思わせて震える。
日7月25日は新型コロナウィルスワクチンの、2回目の接種日で、僕は木更津市福祉会館に行ってきた。福祉会館は西口にあり、木更津市は古くからの街で、木更津港に面した西口が昔は栄えていたのだが、現在は新しく開発された東口に、住宅地や商店が乱立して西口方面はややさびれている感じがしていた。
それでも市役所や警察署などが、建物を新たに建て替えるなどの施策を施して、ややにぎやかさを取り戻している。福祉会館は玄関口が表通りに面していないので、駐車場などが分かり辛く1回目の時は、裏口に車を止めたが、今回は注意して分かり辛い玄関口を捜して、駐車場に車を入れた。
僕の時間は11時に設定されていたが、玄関口を探すなどで時間を取られると思い、早めに家を出たので、やや早めに着いてしまって、30分ほど待つことになった、受付で番号札をもらって待つこと30分。
接種はほんのちょっぴり“チクッ”としただけで、前回同様あっという間に終わる。その後15分の間座って待ち、ワクチン接種の証明書をもらい帰宅の途についた。僕はワクチン接種を急いでいたわけでもないから、かなり遅れてネット予約をして、何の支障もなく接種予約が出来て、接種そのものも今頃ではあるが、充分余裕をもってできたことに、かつて予約が取れない等の騒ぎは、何だったのだろうという気がしている。
毎日暑い日が続いているが今挽(7月26日)から、台風8号が近づいて大雨・暴風の影響が及ぶらしい。
被害の少ないことを祈るばかりだ。
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