我楽多(がらくた)日記

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「こどもの事情」

2017年07月27日 18時48分49秒 | 行って来たよ

「こどもの事情」を観に
新国立劇場へ行って来ました。


   


三谷幸喜作品。



開口一番
「面白かったねー!」
と出た作品は久しぶり。

出演者は・・・



少ない出演者ながらも
これだけ個性派を揃えちゃうのは
三谷幸喜ならでは。


時代は1971年。
みんな小学四年生。10歳。
アニキ(天海祐希)を中心に
放課後 なんとなく教室に残ってる面々。

そこへ ジョー(大泉洋)が転校して来て
ちょっとずつ皆の輪が乱れ始める・・・


天海・大泉・小池などは
アテガキっぽいキャラクターで
明るくハジケて楽しい小学生でした。

でも、私がツボだったのが吉田羊!

いつも勉強してるけど
いつも成績は悪い。
優等生だけどバカ・・・

走る姿。
立ってる姿。
ただそこに存在してるだけの姿。
そして静かに喋る姿。
その様子が もう まさに小学生!
「あ~ 目立ってはいなかったけど
こんな娘いたなぁ~」

と思わせる風貌で とても良かった。



伊藤蘭も良かった。
大人の世界も子どもの世界も
見ている売れっ子子役ヒメ。
アニキたち(天海・大泉)もかなわない
裏番 的存在なのは
実はこの人なんじゃないだろか
と思ってしまったね。
スイカ売り(見た人しかわかんないね
のハジケっぷりが凄かった。 




「まだ10歳なんだから」
「間違ってたらいつでも引き返せる」
「まだまだ先は長い」

そんな言葉を放つ彼ら(彼女ら)


当時の私(10歳の頃)は
そんな事すら考えなかった。
でも彼らの言う 「先」
20年・・・30年・・・40年・・・
私は とうに過ぎ去ってしまっている。


ラストで 遠く離れて行く
彼らの後姿に


(年月は)
もう決して戻って来ない


という現実をつき尽きられて
しまったかのようで、
なんだか涙が出そうになってしまいました。

(ラストの演出が秀逸




アメリカンクラッカー
スピログラフ
パンチガム
鍵つき筆箱
アニメ3本立て映画

などなど懐かしのアイテムも登場。


終演後
ゴータマ・シッダールタ
の画像を検索した人も
多かったのでは


8月6日まで






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