我楽多(がらくた)日記

レトロ好き
水曜どうでしょう藩士の書く
へっぽこブログ

和宮様御留

2021年05月10日 18時51分34秒 | 懐かしのテレビ

ずーーーっと前にテレビで観て
その後も ずーーーっと
「また観たいなぁ」
と思っていたドラマ。

そういうのって あるでしょう?
私もあるんですよ。
いや。
あったんですよ。(過去形)



大竹しのぶ主演
和宮様御留
1981年(昭和56年)
フジテレビ

ありがたやー ありがたやー
YouTubeにあがってたよ



当時観た主演の大竹しのぶ
あの演技は忘れられない!


喜々として水汲みをするような
下働きの女「フキ」
そんな女が ある日突然
「宮さま」と呼ばれ
かしずかれるようになる。
皇女和宮の替え玉とされたのだ。

「宮さま」となった女は
しゃべる事も許されない。
人前で許された言葉は
タイミングのいい時に
しゃべらされる ただ一言
「ありがとう」


周りの者皆が 
「(自分が)本当の宮さまでは
ないのだと気付いてるんじゃないか?」
疑心暗鬼となり
次第に精神が崩壊して行く。
そしてついにその糸が切れ
「あて宮さまやおへん!」
と泣き叫び、祭囃子
「コンコンチキチン コンチキチン」
と叫び出す。


もぉー! この
「コンコンチキチン」
忘れられないよ~~!!


少進 の中村玉緒も忘れられなかった。
フキに対して優しく接してくれた
ただ一人の女性。
実は、小進自身も
和宮に仕える乳母として
替え玉とされた身。
乳母としての役割だけでなく
同じ「替え玉」という境遇の
和宮(大竹)にシンパシーを
感じていたのだろう。
彼女も とても印象に残ってる。


また観られて良かったよぉ



他の女優陣だけでも
観行院・森光子
宰相典侍・園佳也子
藤・音羽信子
能登命婦・吉田日出子

うん。すごいメンバー。

あらためて観て
「いいな~」 と思ったのが
音羽信子
上品な所作。
顔や声が柔らかだからか
ふんわりとした優しさが
かもし出されながらも、
芯の強さを感じる演技。

あと、園佳也子
なんか
カチャカチャしたおばさん役
のイメージがある人
だったんだけど、
風格がある、しっかりとした女人
を演じてて「さすが!」と思った。
言い淀む命婦に対し
静かに 静かに
「どないしやした」
「言いやっしゃ」
という場面。好きー



全体的に使われているのが
なんて言うの?
御所言葉??
いや~・・・アレいいね

雅やかで特有な言葉を
上品に喋るから聞いてて心地いい。
でもって、嫌味な言葉は
嫌味倍増に聞こえるから不思議。
オモシロイ!

タイムマシンがあったら
あの時代に行って
本物の御所言葉を聞いてみたい。

あとね、もうひとつ印象的だったのが
人を顎で使う

あっち行きなさい、こっち来なさい
そんな指示を 顎でするのよ!
本来なら見苦しい仕種だけど、
この時代は上の者は下の者に
普通にしてた仕種なんだろうね。
こんなにも「人を顎で使う」様子
見た事なかったから
驚きと共に新鮮だった



いや~ホント
また観られて良かったよ。
嬉しかったよ。

もう観られないと思ってた映像が
また観られるなんて・・・
いい時代だね~




コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« こどもの日 | トップ | 女子高あるある・・・?? »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すごく面白そうです! (るっこら)
2021-05-15 14:27:35
このドラマ、全然知らなかったです
1981年だそうですが、自分、知らないで何を見ていたんだろう?って感じです
(噂にも聞いたことが無かったです

Youtubeで少しずつ見ていますが、確かにいい役者さん揃いだし、使われているセットも広々として本物っぽく、所作とか当時の習慣なども、私は全く詳しくないのですが、よく調べてある感じがしますよね

何か賞を獲っているようなので、優れた作品だったのでしょう…!

教えて下さってありがとうございます!
ちなみに、そのあとに斉藤由貴が主演の同名のドラマもあったようですが、そちらも観ましたか?
返信する
るっこらさんへ (我楽多)
2021-05-16 12:00:36
放送当時の私も なぜ観た のかは全然覚えてないんですが・・・
たまたま観たんでしょうね。
夜の場面なんか 全部に照明を当てたりせず、ろうそくの火だけがぼうっと明るく、
昔はこんな感じだったんだろうなと思いました。

斉藤由貴版があるのは知ってますが観てません。
(きっと「これ違ーう!」と言ってしまう自分がいそうな気がするので・・・)
返信する
観ました! (うなつー)
2021-05-22 11:27:34
当時高校の演劇部に所属していましたがみんな芝居っけたっぷりのメンバーだったので「コンコンチキチン!」「うち宮さんやおへんのやー!」などなど真似してました。
大竹さんはあの頃の芝居部にとってあこがれの存在でしたので。

3時間枠のドラマが始まったころでしょうか、森鴎外を描いた「獅子のごとく」なども印象に残っています。

女房言葉、公家言葉いいですよねー。
大河の「武田信玄」で公家のお姫様(紺野美沙子さん)の女房役の小川真由美さんの女房言葉がすばらしかったのを覚えています。
「はいからさんが通る」で紅緒さんが環にレクチャーを受けていたのも思い出しました。
返信する
うなつーさんへ (我楽多)
2021-05-25 22:54:13
うわっ!小川真由美さんの女房言葉ですか?!
聞いてみたいわー!!

「はいからさんー」でもそんな場面がありましたか?
記憶に無い・・・
返信する
はいからさん (うなつー)
2021-05-27 00:21:45
紅緒さんが仮祝言前に少尉の家に行く際
環から公家言葉を教わるんですよ。
紅緒さんは「日本語が通じなーい!!」と
この縁談を無効にする決意を新たにするわけです。
返信する
うなつーさんへ (我楽多)
2021-05-27 22:56:11
わ~全然覚えてないわぁ
でも、はいからさんに詳しい知人(私に漫画を貸してくれた人)は覚えてました!
やっぱり1回読んだだけじゃダメね・・・
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

懐かしのテレビ」カテゴリの最新記事